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2009年2月28日 (土)

ドラマスペシャル 白洲次郎 第1回

主演にあまりいいイメージがなかったので、見るかどうか迷ったのですが、結局見てしまいました。というか、中谷美紀が連続ドラマに出るのはとても久しぶりなので、そちらの興味が勝ったというのが本音です。

その中谷ですが、(ちょっとお肌が荒れてるのは気になりますが)とてもメリハリの効いた演技でした。ただの深窓の令嬢ではなく、たばこを吹かしたり、反対する親を黙らせて(!)結婚したり、一癖あるお嬢さんを上手く演じていたと思います。あの手の役をさせると右に出る人はいないのではないでしょうか。ちなみに、次郎と結婚する前より、後半の、戦争に突入し、町田に疎開するあたりの方が若く健康的に見えるのが面白かったです。子どももいるのに。

その他の人では、吉田茂(原田芳雄)と近衛文麿(岸部一徳)が特にイメージに合っていました。そうそう、気がかりだった白洲次郎(伊勢谷友介)も服装はとても決まっていましたね。演技も特にひどいとは私は思いませんでした。ただ、「この人があの伊勢谷か・・・。」と思いました。先入観は結構怖いものです。

映像とかもかなり凝っていましたし、NHKも結構な力の入れようです。ただ、そのせいで大河ドラマへの制作費が削られていたら悲しいですが。

ストーリーですが、「ハゲタカ」の演出の方が脚本も担当したせいか、いい意味で女々しくなくて、さっぱりしていて、わりと好きです。特に、次郎の父が亡くなった場面で、出入りの職人の方が、父親の終の棲家を作るということで力を入れて棺を作るのですが、ありがちなお涙頂戴にならないあたりにセンスの良さを感じます。父親は事業に失敗して隠居のようになってしまうのですが、このように、彼に最後まで尽くそうとする職人さんや、理解者の妻がいて、それなりに幸せだったのではないでしょうか。

まあ、次郎が格好良く描かれすぎていて、なんとなく胡散臭い感じがするとか、全般に何となく貴族趣味的で、我々庶民には嫌みな感じもあるな(「ノブレスオブリージュ(貴族の義務)」という言葉とか、この時代だったらまだいいけど、この民主主義の時代では、たとえオバマ大統領でも使わなさそうな気がします。)とか、気になるところもいろいろあるのですが、すぐ涙する主人公(なんとなく、どのドラマのことを言いたいかはわかるでしょうか。)が全盛のこの時期に、あえて毅然とした人物を描いたこのドラマは異彩を放っていて、なかなかいいのでは?と思います。

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