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2009年3月15日 (日)

「富士・はやぶさ」の廃止について

3月13日(偶然ながら、上杉謙信の命日ですが、これは本当に偶然でしょう。)発が、寝台特急「富士・はやぶさ」の最後の運転となりました。

まあ、例によって、別れを惜しむマニアが駅には多数押し寄せたわけですが、個人的には、廃止も仕方ないかな?と思います。

新幹線と飛行機がこれほど普及した状況では、多分、夜行列車の生き残る方法としては、

1.最終の飛行機(新幹線でも可)が出た後に出発し、初発の飛行機が着く前に到着する。(「サンライズ」なんかまさにこれです。)

2.飛行機では味わえない楽しい旅を演出する(「カシオペア」がこのパターンです。一応、「サンライズ」もややカジュアルながらこれに当てはまります。)

のどちらかを満たしていないと厳しいと思うのですが、東京口の寝台特急は、接客設備は30年前のレベル(食堂車もなくなり、むしろサービスダウン)だし、距離が遠すぎて1の条件も満たせないというわけで、走っているのが不思議という状態にかなり前からなっていたように思います。

年末に東京駅で見たときは、車両も塗装があちこち剥げ、見ていて痛々しかったです。最後までメンテナンスはしっかりしてもらっていた0系とかと比べると、車両に対する扱いの違いを感じましたし、廃止は仕方ないのかと思い、正直あまり惜しむ気持ちはありませんでした。

そんな気持ちで「富士・はやぶさ」廃止のニュースなどを見ていたのですが、昨夜NHKで放送された「ドキュメントにっぽんの現場 寝台特急 ラストラン ~人生を運び続けた半世紀~」には感動しました。

廃止の少し前の上り「はやぶさ」の車内の動きを淡々とつづっていく番組ですが、乗り合わせた人々の話をまさに淡々とつづっていく事実の重みと、NHKならではの凝ったアングルで描写される、EF66を先頭に長大編成で走るブルートレインの勇姿が素晴らしかったです。最近のステンレス製の通勤電車にはない存在感・重厚さを感じました。

また、車内で奮闘してきた車掌さんの最終日の車内放送(多分、番組放送10時間前くらいでしょう)までちゃんと番組中に入れて放送しているあたりに、番組スタッフの力量の高さを感じました。

決して恵まれた環境で走ってきたわけではない「富士・はやぶさ」ですが、最後にこういう優れた番組(この番組自体、最終回でした。こういう良質なドキュメンタリーを放送することこそ公共放送の使命のような気がしますが、残念ですね。)で映像に残してもらったのは、とても幸せなことだったのではないかと思います。どうもお疲れさまでした。

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受信: 2009年3月29日 (日) 12時39分

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