コンカツ・リカツ 第1回
このドラマについては前にも少し書いたような気がします。NHKで金曜夜10時にドラマを放送するというのも目新しいのですが、今期から新設されたドラマ枠で、NHKによると、大人の女性の生き方、今の時代の空気をテンポ良く描いていくそうです。主演が桜井幸子で、清水美砂、国生さゆりが共演という、良くも悪くも、いかにもNHKらしい(笑)キャスティングです。
ドラマ自体は、まるで結婚する気のない39歳、町田七海(桜井幸子)の結婚活動と、その同級生(には見えませんが(笑))で、結婚もして幸せいっぱいだったはずが、突然離婚を言い渡された工藤梨香子(清水美砂)の離婚活動を描いたものです。
感想ですが、七海のお母さん、幸子(松坂慶子)の天真爛漫な雰囲気がドラマ全体を明るいものにしています。別に演技が上手とかではないのですが、雰囲気って大事だなと思います。
主演の桜井ですが、こういう年相応の結構いけてないOLという普通の役を演じるのは、実はかなり珍しいので、新鮮でした。それにしても、幸子が出席した代理見合いの場で「価値ゼロ!」とか言われてしまうのは辛いだろうなあ(笑)。松坂が壇上で必死に耐えている姿もなかなか微笑を誘うところでした。かなり老けメイクをしているのですけど、何しろ演じているのが桜井なので、全然価値ゼロに見えないのも面白いところです。
それにしても、何となく薄幸感のつきまとう桜井幸子が、ある意味本当に不幸せな役を演じているのに全然不幸せに見えないのも結構面白いです。清水や国生も、それぞれ結構シビアな現実に直面しているのに、あくまでたくましくて好感が持てます。なんとなく明るいタッチで描いている楽しいドラマだな、と思いました。多分、脚本と演出の出来がいいのでしょう。ただ、木曜8時枠もそうですが、別にNHKで作る必要があるドラマには見えないですけど(苦笑)。
裏番組になるTBSの金曜ドラマは、今クールは松本-新垣の「スマイル」ですが、キャストと設定にそれほど新鮮さを感じないので、とりあえず、NHKを見てみようと思います。
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