連休は妻が体調を崩していて、外出するか微妙だったのですが、なんとか外出できるようになったので、この映画を見ることができました。
5月4日に名取のワーナーマイカルで見たのですが、今回もそれなりに(20人くらい)お客さんが入っていました。ちなみに、映画版「ハゲタカ」のチラシもしっかり手に入れました(笑)。
今回は文字通り赤壁の決戦を描いています。前哨戦で勝利を収めた孫権と劉備の連合軍ですが、陣中に疫病が流行り、なんと、劉備軍は孔明を残して引き上げてしまいます。というわけで、前回よりは呉の武将達に比重が置かれていました。黄蓋とか、ちゃんと出てきて嬉しかったです。孫権や周瑜を中心に、団結して大敵、魏に立ち向かう姿は清々しかったです。
ちなみに、孫権の妹は、魏の兵士に変装して陣中で情報を探ります。こんなのあり得ないとは思うのですが、ある意味イメージ通りで良かったような気がします。
今回は女性達にも比重が置かれていたようで、周瑜の妻、小喬は単身、魏の陣中に赴き、曹操に撤退を求めます。曹操は彼女を引き留めるのですが、彼女のお茶の話に引き留められ、戦機を逸してしまいます。これまた、あり得ないとは思いますが、何となく曹操ならありそうな感じもするのが面白い所ですし、小喬の働きがちゃんと呉の勝利の要員になっているあたりもいいと思いました。それにしても、リン・チーリンは綺麗です。ただ、個人的には孫権の妹の方が好みかな。(この人も有名な女優さんのようですね。)
あとは曹操の大船団に呉の決戦部隊が火攻めを仕掛けるのをきっかけに、大決戦です。劉備達も引き返してきて戦闘に加わります。呉も全軍突撃です。なんと、孫権まで(!)戦闘に参加しています。これを見たときは唖然としました(笑)。この場面の少し前に周瑜が「風林火山」の文に合わせて(ちなみに、この映画の監督は大河ドラマが好きなのでしょうか?孫権の妹の友人が矢で射られるシーンとか、結構、どこかで見たようなシーンがあったりしました(笑))剣舞をするのですが、まさに「侵掠すること火の如し」という感じの凄まじい攻撃でした。
劉備軍で最も目立っているのはおなじみ趙雲で、馬上での槍を振るっての突撃、馬から下りての立ち回りなど、とても格好良かったです。さらには、周瑜と合流して、二人で敵を切り伏せながら曹操を探します。ここも凄く良かったです。まさに「夢の最強コンビ」といった感じです。ただ、一方で、呉には他に頼りになる武将はいないのかとか、趙雲もなんとなく劉備より周瑜のほうが相性がいいと思っているのではないか、とか余計なことを考えてしまいました(笑)。
周瑜はついに曹操を探し当てるのですが、曹操は小喬を人質に取ります。しかし、その策も失敗に終わり、曹操は引き上げていくのでした。この時、曹操と周瑜の周りに孫権や劉備、関羽、張飛など、オールスターが集まっているのが、いかにも映画らしくて微笑ましかったです。
そうそう、孔明ですが、策略で矢を集めたり、風向きが変わるのを予言したり、軍師らしい仕事はしていましたが、決戦には参加していませんでした。まあ、周瑜の相談役として十分な働きをしたと言えるでしょう。
ラストですが、戦い終わって、周瑜夫妻と孔明が草原でお別れするシーンで終わっています。なかなか綺麗なエンディングでした。
というわけで、part1に劣らず楽しめました。特に決戦シーンは大迫力ですし、それぞれの武将や女性達に十分な活躍場面を自然に与えるあたり、とてもよく考えられていると思いました。突っ込みどころも相変わらず多いのもいいところです(笑)。三国志が好きな人なら絶対に見た方がいいと思います。
最近のコメント