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2009年5月 5日 (火)

「ハゲタカ」「風林火山」再放送の一日

今日は「ハゲタカ(第3,4話)」「風林火山(第6話)」が再放送されるという、素晴らしい一日でした。

まず、「ハゲタカ」ですが、鷲津(大森南朋)は頭が切れて、格好いいのですが、第3話では、意に沿わない仕事をさせられる芝野(柴田恭兵)に共感してしまいます。組織人としては、自分の思いとは反対の仕事をしなければならないことが良くあるわけで、そういう中で退職を選ぶ芝野の気持ちもわかるし、「だから駄目なんだ!」と叱咤する飯島(中尾彬)や、芝野の苦悩を理解した上で、泥まみれになって続けていくことの大切さを伝える沼田(佐戸井けん太)の考えもわかるような気がします。このあたり、綺麗事でない、仕事をしていく上での大変さがわかっている人が作っているドラマだな、と改めて思いました。あと、前にも書きましたが、栗山千明はやはり口が開いているなあ(笑)。

「風林火山」ですが、今日は基本的につなぎの話ですが、その中でも、武田、今川の課題と目標をしっかり表現しているのは流石です。

武田と今川は仲が悪かったのですが、この段階では、武田は信濃を目指すし、今川は三河を目指すので利害は実は対立しません、このことに気づいて、武田に公家の娘を斡旋することで、争いを終結させた雪斎(伊武雅刀)は凄い軍師だと改めて思います。武田への復讐心に燃える勘助(内野聖陽)にはこういう大きな動きはまだ見えておらず、雪斎とのレベルの差を際だたせたような気がします。

こういう軍師がいるのでは、義元(谷原章介)には勘助は必要ないでしょうね。でも、必死に就職をアピールする勘助はやはり可哀想です。

武田家中では、小山田(田辺誠一)もこのことに気づいていて、板垣などの家臣との違いを際だたせた描写は相変わらず冴えています。

というわけで、和議の結果、晴信(市川亀治郎)のもとに三条夫人(池脇千鶴)が嫁いできます。二人の初々しい感じがなかなか良かったです。演技的にも相性が良かったのでしょうね。「風林火山」は出演する若手女優が非常に少なく、この段階に至ってやっと2人目なのですが、その2人が貫地谷と池脇なので、少数精鋭に見えてくるのが面白いです。(まあ、「天地人」では費用節約をロケ費用や合戦シーンで行ったと思うのですが、「風林火山」ではキャスティングで行ったという方向性の違いのような気もしますけど・・・。)

その他にも、恐ろしく強力な今川トリオや空気の読めない青木大膳、それをまんまと利用する勘助、やっぱり踊りを舞う北条氏康(松井誠)など、ネタとして楽しめる部分も相変わらず満載で、やはり非常に内容の濃いドラマでした。

再放送にもかかわらず、いろいろ書いてしまいました。この2つのドラマが2007年冬クールという同時期に放送されたのは、ある意味奇跡だな、と改めて思いました。でも、なんで「こどもの日」に放送したんでしょうね。子ども向けな感じは全然しないんですが。

まあ、こういうドラマで、世の中生きていくためには、甘ったるい愛とか友情とかでなく、いろいろな意味での力と知恵、的確な分析、実力に対する信頼等が必要だということを、早い段階で学ぶのは悪い話ではないかもしれません(苦笑)。

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