2009年春クールドラマ総括と夏クールドラマについて
2009年の春クールドラマも終わったわけですが、結局、最終回を見たのは「臨場」「夜光の階段」だけでした。「白い春」はまあ面白かったのですが、なんとなく終わりが見えてしまったので、最終回は見ませんでした。
最終回を見た2つも、「臨場」はそれほどはまれなかったし(視聴率はともかく、ドラマとしての面白さは、昨年の「ゴンゾウ」の方がやはり上だったと思います。)、「夜光の階段」は、道夫の変心ぶりがあまりに酷かったと思います。さすがは「天花」の脚本家だなあ、と妙に感心しました(苦笑)。
というわけで、多分、春クールでは今年のベスト5に入りそうなドラマはないです。
さて、夏クールですが、結構微妙ですね。
その中でも、すっかり神話崩壊の感がある月9枠「ブザー・ビート」と、春クールは松本潤と新垣結衣という注目キャストにもかかわらず、成功しなかった(これは最大の驚きでした。)金10枠「オルトロスの犬」は一応要チェックかな、と思っています。
まず、「ブザー・ビート」は、yahooによると、「山下智久主演の“優しすぎる男”と“素直になれない女”のいちずな青春ラブストーリー」だそうで、普段なら全く触手が動かないのですが、貫地谷しほりが出るということだけで見ようと思っています。でも、彼女の場合、同じ一途でも、「主人公を一途に支える昭和の女性」といった役柄を演じさせたら若手随一だと思いますが、このドラマには、(演技力とかは別として)、全く合わないような気もします。まあ、プロダクションの経営とか考えると、いろいろなドラマに出て出演料も稼がなければいけないし、女優さんも大変ですね(苦笑)。
次に、「オルトロスの犬」です。HPで見てみると、ちょっとミステリー系ですね。実はミステリー系はちょっと苦手なので、大丈夫かな?ただ、錦戸君と、私の出身地八王子出身のタッキーが出るということで、一応期待してみます。
あと、実は、今日から放送の、「官僚たちの夏」が気になっています。このドラマは、城山三郎の、国のために重要な施策を作ろうとして奮闘する通産省の官僚たちの姿を描いた小説が原作になっていて、前にもドラマ化された(確か小林稔侍が主演だったように覚えています。)ことがあると思います。
多分、TBSとしては、日曜のこの枠は「華麗なる一族」以降、視聴率的に成功していないこともあるし、夢よもう一度ということなんでしょうけど、個人的には、当時とは全く時代が変わってきているし、昔の官僚の話をするよりは、より複雑でわかりづらい時代となってきている現在の官僚たちが直面している課題を真摯に取り上げて、ドラマの中で処方をアピールするとかした方が、これからの時代に意味があるのではないかな、と思っています。(難しいだろうけど、映画「ハゲタカ」は同じように先の見えない時代の中で、正しいかどうかは別として、それなりの処方を提示したわけだし、不可能ではないんだろうと思います。)佐藤浩市、堺雅人、高橋克実と実力派のキャストを揃えているし、ある程度は締まったドラマになると考えられるので、ちょっと勿体ないような気がします。
夏クールはまあこんな所でしょうか、あと、「コールセンターの恋人」は、キャストには全く惹かれませんが、ちょっと興味があります。仕事にも参考になるかも。天下国家を考えるより、身近なトラブル対応を学んでいくのも大事なような気もします(笑)。
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