オルトロスの犬 初回の感想ほか
「オルトロスの犬」ですが、金曜日が飲み会だったので、昨日見ました。
今回は、人を治癒する力のある手を持つ死刑囚、臣司(滝沢秀明)と、触れただけで人を殺せる力のある手を持つ涼介(錦戸亮)が出会うまでの話ということで、簡単にいえば人物紹介でした。というわけで、まだ感想を言う段階ではないような気がします。
ちょっとだけ書くと、錦戸君の高校の先生役はちょっと違和感が・・・(苦笑)。あと、若手女優が実質水川あさみだけというのはちょっと淋しい感じもします。制作費の関係なのでしょうか?
あと、この場で7月23日の「任侠ヘルパー」についても書いてしまおう。
この回は高齢者虐待を描いたものでしたが、描写がえらくリアルで驚きました。普通、こういうドラマだと、虐待している側が彦一(草薙くん)たちによって改心して、ハッピーエンドというのがありがちなパターンですが、そうなりません。
おばあちゃんを虐待する孫が薬の密売かなにかで逮捕されてしまい、コミュニケーションの相手を失ったおばあちゃんは施設に収容されますが、認知症が進行して手が付けられなくなってしまいます。現実的にはとてもありそうな話だとおもいます。安易に主人公たちの活躍で問題解決にしなかったところに、ある種の質の高さを感じました。
実際、福祉の世界も役割分担で成り立っているわけで、そこを無視してりこ(黒木メイサ)のように必要以上に関わって上手く行くようなドラマにされてしまうと、実際に福祉に関わっている人たちにとっては、かえって迷惑になるような気がします。そういう意味で、彦一やりこの試みをあえて認め、失敗することで努力に限界があることに気づかせようと考える、羽鳥(夏川結衣)のような人物をドラマ中に配しているのも素晴らしいと思います。まあ、任侠と福祉を無理矢理結びつけるのはどうかと思いますが。
もう一つ、この回は黒木メイサがヘルパーのいろいろな仕事を行う場面が多かったのですが、とても一生懸命仕事に取り組んでいるように見えました。説得力のある、とてもいい演技だったと思います。
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