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2009年8月23日 (日)

「ラブファイト」を見て思ったこと

DVDを借りて見てみました。あんまり期待していなかったのですが、なかなか面白かったです。

まず、この映画は冒頭のテンポがいいです。高校生にいじめられているヘタレ男、稔(林遣都)を見かけて、幼なじみの亜紀(北乃きい)がその高校生たちを文字通り蹴散らすシーンから始まります。主役2人の関係と、性格付けがよくわかるし、必要以上に暴力的な描写ではないので、物語に入りやすくなっています。

物語はこの2人がひょんなきっかけからボクシングを始めていくという展開なのですが、特に、北乃きいが光っています。スピードの速いハイキックなど(特に、後ろ回し蹴りがもの凄く綺麗です(笑)。)、喧嘩の強い少女という設定に対し、説得力十分です。また、林遣都もそうですが、後半部分でのボクシングのシーンもスピード感があります。2人とも相当練習したんでしょうね。練習シーンもしっかり入れて、2人が上達していく姿もしっかり入れているのもいいと思います。

若い高校生が、何かに打ち込んでいくことで成長し、お互いに分かり合っていく姿を描いた、ある意味使い古されたテーマですが、見ていて気持ちのいい映画だと思いました。

でも、最近は「恋空」「赤い糸」みたいなケータイ小説発の映画の方が受けるんですよね。実は「赤い糸」って先週見たのですが、ケータイ小説系ってドラッグとかDVとか、結構過激な内容で、しかも人物の行動が衝動的で、私などにはとてもなじめない感じがします。(あと、DVに耐えるとか、ある意味結構女性の行動は古典的かもしれません。)

で、「ラブファイト」のようなある種伝統的な青春系の映画と、「恋空」「赤い糸」のようなケータイ小説系の違いって何かと考えてみると、前者には恋愛以外にも打ち込めるもの(「ラブファイト」にはボクシング)があるのに対し、後者には明確なものが出てこなかったような気がします。DVやドラッグに走っていくのは、明確な目標がない不安感のようなものが作用しているのかな、と思います。

そう考えると、ケータイ小説系の映画がある程度支持を集めている原因には、こういう、打ち込むものがない不安感が若い世代の同感を集めているのということがあるのかもしれません。そういう意味では、ある意味世相を反映しているのかな、と思いました。

まあ、個人的には、ケータイ小説系の物語の中盤で、亜紀のような人物が突然登場してきて、DV男を文字通り蹴散らすとか、そういった無茶苦茶な展開のストーリーがあってもいいんじゃないかなと思います。痛快そうでいいのでは?

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