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2009年11月23日 (月)

JIN 第7話(いろいろな意味で渾身の力作!)

今週は月曜日が休みなので、「JIN」の感想が書けるのが良いですな。

前の記事でも書いたのですが、故あって(笑)、結局最初から見てしまいました。(途中、「龍馬伝」と「坂の上の雲」の予告編を見るためにちょっと中断しましたけど。)正直、前回は「ちょっと中だるみかな?」と個人的には思ったのですが、今週は素晴らしかった!初回に劣らぬ出来だったと思います。多分、前回は今週のための前振りだったのでしょう。

今回良かったのは、なんと言っても緒方洪庵(武田鉄矢)です。今回見る前は、「また鉄矢がでしゃばるのかな?」とか正直気になっていたのですが、ペニシリンを作れなくなってピンチの仁(大沢たかお)を、密かに醤油工場と話を付けて新たな生産拠点を作るため尽力するなど、いい人過ぎます。

思えば、当代一の蘭学医が、最初から仁の実力を認め、自分を脅かすかもしれない人のために一生懸命協力するなんて、本当に謙虚で大きな人物だと思いました。だからこそ、そういう人を亡くす悲しさがこっちにも伝わってくるし、仁との最後の対話も非常に印象深いものになるわけで、思わず涙が出てしまいました。人物像の積み上げってこういう風に行うんだなあ、という良い見本のように思います。

ちなみに、醤油工場があの「ヤマサ」というのはびっくりです、仁ではないけど「あったんだ、この時代から。」とちょっと驚きました。でも、その直後に「ヤマサ醤油」のHPがダウンしたのには二度びっくりです。きっとアクセス集中のためでしょう。恐るべし、「JIN」(笑)。醤油店の当主、無茶苦茶格好良かったもんな。(ちなみに、これを書いていて、うちの醤油はどこのメーカーのものかな、と見てみたら、「キッコーマン」でしたので、早速「ヤマサ」の醤油を買おうと思っています。キッコーマンさんごめんなさい(苦笑)。)

次は、やっぱり龍馬(内野聖陽)かな。実は、今回もそれほど登場機会が多いわけではないんですが、印象的な場面を上手に入れていました。長州征伐のニュースを聞いて、遂に進むべき道、バラバラなこの国を一つにまとめて、異国に立ち向かうという道に目覚めたようです。

このドラマでは、進むべき道に迷っていた龍馬を、仁の医療への真摯な姿勢が導いたということになると思いますが、史実としては無茶苦茶でも、ストーリーとしてはとても自然な流れだと思います。この龍馬の決心がヒントになって、仁は自らの西洋医学と漢方医学の融合を目指すために、病院を立ち上げるわけですが、お互いの決心が影響を与えあっているのもとても綺麗な流れだと思います。

このドラマが上手だと思うのは、主題が病気の治療ということで、重くなりがちな場面を、龍馬の明るさと行動力がうまく中和しているところにもあるような気がします。彼が出てくると、ぱっとドラマが明るくなるんですよね。とてもバランスがいいとおもいます。

あと、今回は咲(綾瀬はるか)が特に輝いていましたね。常に明るく、健気で、前向きで、こんな人も中々いないような気がします。彼女が傍らにいることは仁にとって何よりの支えになったのではないでしょうか。気高く、人生の哀歓を漂わせる野風(中谷美紀)との棲み分けも上手に行っていると思います。

このドラマの女優陣は実質、この2人で回しているわけ(余談ですが、栄さん(麻生祐未)の登場機会が少ないのがちょっと淋しいです(笑)。)ですが、本当に少数精鋭、適材適所だと思います。ちなみに、今回は仁、咲、野風の三角関係(笑)は特に進みませんが、恋愛が売りのドラマではないので、これで良いような気がします。

というわけで、今週は「天地人」の最終回が裏に少しかぶっているので、さすがに少し視聴率は下がると思いますが、ここに書けない部分でも、細部までとてもこだわりが感じられて、入魂の出来だったと思います。

来週からは「坂の上の雲」がかぶる時間が長くなるので、結構厳しいのですが、TBSもさる者、ボクシング亀田-内藤戦を前番組に入れて、25分開始を遅らせるという妙策に出ました(偶然かもしれませんが)。私のように、両方楽しみな人にはとても有り難いです。

(追記)このドラマ、CMスポンサーの関係で、サントリーのCMで「坂の上の雲」の主演、モッくんが出てきたり、東芝のCMで「龍馬伝」の主演、福山雅治が出てきたりして、CMも中々楽しいです(笑)。(ちなみに、うちのテレビは福山宣伝の「レグザ」ですが、HDD増設が簡単なので絶対お薦めです。)絶対大河ドラマ層の取り込みを意識しているよな。

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