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2010年6月13日 (日)

龍馬伝 第24回

今日は龍馬(福山雅治)が寺田屋に行くまでの話。寺田屋のお登瀬さんが、龍馬の夭折した母そっくりとか、なんとなく月並みであまり好きではないなあ。そもそも「愛の蛍」ってタイトルが、あちこちで評判の悪い前作を思い出させて今ひとつのような気も。

役者ネタでは、武市さんを影で助ける門番(小市慢太郎)は「ハゲタカ」の野中さんですが、あまりに印象が違いすぎて分かりませんでした。役者って凄いです。

桂さん(谷原章介)も久々の登場です。新選組に斬り込もうとする龍馬を止める際に、「新選組とは徹底的に戦うぞ!」みたいな事を言っていたのですが、大河「新選組!」では新選組の一員だったような気もします(笑)。

ストーリーですが、ここ数回、あまり進展がないかもしれません。土佐の坂本家での会話とか、龍馬とお龍(真木よう子)のやりとりも、なんとなく間延びした感じもするし。弥太郎(香川照之)と武市(大森南朋)の場面は迫力があるけど、こういう場面に龍馬を絡めることができないのが痛いように思います。最近、あちこちのブログを見ていると、「龍馬だけ安全地帯にいて高いところからものを言って」みたいな批判が結構多いわけで、それはそれでうなずける気もします。

ただ、実際は龍馬はこの頃の歴史の動きから離れた所にいるので、「JIN」7話の内野聖陽みたいに、ラストシーンだけちょっと出てきて、海をバックに厳しい表情で「わしは海軍塾で頑張っているぜよ。池田屋のことは許せん。必ずわしが幕府は倒してみせるぜよ!」と宣言する、みたいなのが、世間一般の龍馬像そのままなわけで、こういう描写がベストのような気がします。

このあたりは石丸-平川-森下ラインのセンスの良さを感じますが、「龍馬伝」ではまさに龍馬が主役なので、そういうわけにも行かないわけです。

まあ、対策として池田屋事件をはじめ、京都では歴史上の出来事は多いわけなので、そこに龍馬を絡めようと工夫しているんだと思うのですが、それが裏目に出て、「いろいろ動き回っているけど、以蔵も亀弥太も救えず、結局実を結んでいない」という頼りない姿に見えてしまうのが残念です。福山雅治も本意ではないでしょう。

ちなみに、「竜馬がゆく」では、龍馬はこのころ蒸気船であちこち走り回っていてが池田屋事件を知るのはなんと江戸の千葉道場(!)です。これはこれでアクティブな龍馬像そのものだし、お佐那さんも出せる(笑)し、その方が個人的には良かったなあ。このあたり司馬遼太郎もやはり上手です。

まあ、じっくり見せているつもりなのかもしれませんが、現段階では、演出、演技、音楽、脚本のすべてが素晴らしかった「ハゲタカ」ではなく、演出、音楽先行の感が否めなかった「白洲次郎」に近いかな。役者さんもいい演技を見せているのに残念です。もっとも、これから龍馬もビジネスマンモードになるそうだし、切れのいい龍馬になることを特に演出、脚本には期待しましょう。

そうそう、「ハゲタカ」映画を624日 22:00からBS-hiで放送するそうで、これは非常に楽しみです。それに伴い、ドラマ版まで再放送するそうで、「いったい何度目の再放送だ?」と思いつつも、素直に感謝しています。

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