パーマネント野ばら
前にも書いたような気がしますが、私の母の実家がこの映画の舞台である高知県宿毛市の近くということで、是非見たいと思っていました。キャスティングも菅野美穂と江口洋介と、なかなかのものです。
ただ、この映画、かなりマイナーで、宮城県では2館でしか上映されませんでした。しかも全国での上映開始から1ヶ月も後の、先週、6月26日からです。
本当はさっさと見に行きたいところですが、丁度、舞台「余命1ヶ月の花嫁」とぶつかってしまい、しかも、今日(7月3日)からは、いつも行くMOVIX仙台では、朝9時からの1回だけになってしまうという状況(こんな時間から、誰が見に行くんだろう?)をみて、昨日、仕事を急いで切り上げて、MOVIX利府のレイトショーで見てきました。
感想ですが、まず気になったのが、「幡多弁ってこんなんだったっけ?」ということです。例えば、女性が「うち」と一人称を使いますが、私の親戚はみんな「わたし」という一人称で、「うち」は使いません。また、土佐弁で有名な「~ぜよ」という言い回しですが、幡多地方だと「~がよ」という使い方になると記憶しています。
あと、主演の菅野を含めて、方言のアクセントが中途半端な印象を受けました。あんまり方言を練習する時間がなかったのかなあ?
余談ですが、このことで感じたのは、「JIN」や「龍馬伝」の土佐弁です。内野聖陽はもちろん、福山雅治だって立派なものだと思います。これらのドラマは相当真面目に方言にもこだわって作っているんだろうな、と改めて思いました。
あとは、出てくる男女が皆だらしないのがどうも・・・。「憎めない登場人物」という事になっているようですが、夜中に電柱を倒して集落を停電にしてしまう男とか、子どもがいるのを告げないで別の男と結婚しようとする女とか、普通に考えると、そういう人は社会の迷惑なんじゃないかと思いますけど、どうなんでしょうね。
個人的には、自分に置き換えると、自分の住んでいる地域にはこういう人ばっかりいるという描写をされたら嫌だろうな、と思いました。宿毛市も結構協力していたと思うのですが、複雑かも。
事前にあまり情報収集をしなかったので、見る前は「菅野と江口の大人の恋愛ストーリーが美しい四国の海を舞台に展開される」と勝手に思っていたのですが、ちょっと裏切られた気分です。
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