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2010年9月26日 (日)

庶民レベルで中国製品について考える

尖閣諸島ですが、困ったことになっています。危機管理のまずさという意味では内野聖陽のスキャンダルとなんとなく似ているような気がします。内野と所属事務所→日本政府、フライデー→中国政府と置き換えると、けっこう状況が似ていると思うんですけど。

ただ、中途半端な対応で失うものが、当然ながら一俳優のスキャンダルとは比較にならないほど大きいので、しっかりと取り組んでいただきたいものです。

もっとも、我々庶民レベルではなかなかどうしようもないようにも思うのですが、ちょっと思ったことがあります。

もうすぐ衣替えということで、昨日、ジャスコにスーツを見に行ったのですが、1着7,900円と異様に安いです。生産国は「中国製」。今は衣料品や日用雑貨の多くも中国製ですよね。

中国製を選ぶ理由って、考えてみると、「安い」ということに尽きると思います。機能やデザインはちょっと落ちるが、我慢できないわけではありません。少なくとも私はそうです。

逆に言えば、値段以外で積極的に選ぶ理由はありません。特に機能的な先進性があるわけではありませんし、値段に目をつぶれば国産品で十分代替できます。

そう考えると、無理に中国製の品物を買わないで、ある程度国産品を使ってみるといいのではないかと思うのです。

もちろん全ての商品でなくてもいいわけで、やれるところからやってみるということでいいと思います。

ごくアバウトな計算ですが、一人月4,000円の品物を日本製に置き換えると年間48,000円になります。これを国民全員が実行すると年間6兆円にもなるわけです。逆に言うと中国にとっては年間6兆円の収入減になるわけです。(まあ、いくらなんでも単純すぎる計算かもしれません。)

この手法のメリットは他にもあって、国内の工業生産が拡大することで産業が活性化し、雇用につながります。国の基盤が強化されるわけです。環境分野でも、日本の方が効率がいいはずなので、そういう利点もあります。

仮に中国で不買運動とかあっても、これらのメリットによる国内の購買需要の好転で乗り切れるような気がします。

私たち庶民一人ひとりが生活レベルで実践するのであれば、感情的な不買「運動」ではないので、いちゃもんのつけようもないように思います。産業面の強化、環境面など多方面からのメリットから見ても、実践する価値はあるのではないでしょうか。とりあえず、国産スーツを探すところからはじめようかと思っています(笑)。

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