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2010年9月20日 (月)

龍馬伝 第38回(もはや罰ゲーム?)

今週の龍馬伝「霧島の誓い」ですが、いろいろな意味ですごかったです。

龍馬(福山雅治)はお龍(真木よう子)と傷を癒しに霧島を訪れます。ここで、福山の入浴シーンが見られるわけです(笑)。なんとなく「ブザー・ビート」を思い出してしまいました。視聴率対策でしょうか?

そして、二人は霧島山に登ります。この山は女人禁制ということで、龍馬は最初は一人で上ろうとしますが、お龍もついてきます。

余談ですが、この時のお龍の声とか、怖いのなんのといった感じです。龍馬が断ったら刺しかねない勢いです。もう少しかわいげのある描写にできなかったのでしょうか?

なんか、このドラマのお龍と結婚しても、言うことを聞かなかったら、どすの利いた声で怒鳴られそうな気がして、結婚生活が楽しくなさそうな感じがするんですけど。正直、お龍が龍馬を愛している感じがあまりしないし。そういう意味では、このドラマ中では、加尾(広末涼子)との相性のほうがいいような感じがします。

それはともかく、山頂に登っての龍馬も凄いです。「これから自分が先頭に立って日本を変える!」と宣言し、山頂の剣を引き抜きます。霧島連峰の雄大な風景の中で、まるでアーサー王か何かのようで、とんでもない迫力です(笑)。あまりに大げさすぎて、個人的にはかなり受けました(笑)。

と同時に、こういう、ある意味罰ゲーム的な場面を頑張って演じている福山雅治は偉いと思いました。「演技がどうの」とか、いろいろ言われていることも多いですが、このドラマでは、格好いい場面だけでなく、こういうちょっと恥ずかしいような場面もいろいろあったりする中で、実直に演じているのは立派だと正直思います。

さて、女人禁制の山に女性と一緒に登ってしまった龍馬。その罰ともいわんばかりに、次々に苦難が降りかかってきます。

第二次長州征伐が始まってしまい、薩長同盟を締結したはずの薩摩は、盟友、高杉や木戸のいる長州に援軍を出しません。これには龍馬もびっくりです。さっき大言壮語したばかりなのに、冷や水を浴びせるような描写です。

さらに、亀山社中の船を預けた池内蔵太(桐谷健太)ですが、船が難破して死んでしまいます。彼も、このドラマ特有の、死ぬ前になると急に目立つパターンで、元(蒼井優)に、「生きて戻ったら一緒になろう」みたいなことを言って、そのまま帰ってきません。あまりにフラグどおりなので受けました。元は悲しむわけですが、そもそもこの二人ってそんなに親しかったっけ?そういう描写ってあった?と思うのは私だけでしょうか?

個人的には、池内蔵太って、歴戦のつわものというイメージがあって、どう描かれるかちょっと楽しみだったんです。「龍馬伝」は多くの人物の描写がちょっと雑なのはわかっていたので、期待しすぎた自分が間違いだったと思いつつも、やはり残念です。まあ、桐谷さん、お疲れ様でした。来年は仁先生と頑張ってください。もっとも、例の件があるので、「JIN2」ができるのかは若干不透明な気がしますが。

というわけで、いろいろ苦難があったわけですが、龍馬は亀山社中を率いて長州に加勢することを決意します。ここも、なんか唐突感があったなあ。

まあ、いろいろ突っ込みどころがありすぎるわけですが、なんだかんだ言って、突込みを入れながら見るのはそれなりに面白かったです。ただ、脚本と構成はもう少しつながりを考えて作ってほしいような気もします。

そうそう、土佐では後藤(青木崇高)が動き出しました。弥太郎(香川照之)と協議し、ジョン万次郎(トータス松本)も加わります。この動きはなんとなく新鮮で良かったです。史実だと弥太郎と龍馬のつながりってこのあたりからだし、本当の弥太郎の活躍が始まりそうです。

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