龍馬伝 第37回
久々に龍馬伝について。
先々週、先週で「薩長同盟」「寺田屋」と大イベントを終え、なんとなく、あとは後日談といった感じがしないでもありません。「義経」でいえば壇ノ浦が終わったのと同じような印象です。
というわけで、龍馬(福山雅治)はお龍(真木よう子)を妻に迎えました。というのが今週の簡単なストーリー。
今回はお龍について書きます。先々週あたりからお龍がメインになってきますが、「龍馬伝」のお龍は、今までのところ、あまり優しさが伝わってこなくて、とにかく気が強いという印象が強すぎて、やはり苦手です。真木よう子の声も低音でちょっと落ち着きすぎているのもその印象を助長しているように思います。これまでの「天然で可愛げがあるけど行動力もある」お龍の印象とは確かに違うように思います。
ただ、「龍馬がゆく」で私が受けたお龍のイメージはまさにこんな感じなのが始末に悪いところです。とりあえず、亀山社中の宴席の場で、龍馬が「脱藩浪人だから武家の娘は嫁にもらうなんて考えなかった。」と言ったときのお龍は怖かった(笑)。(ちなみに、脱藩していなかったら、誰を嫁にもらったんでしょう。)個人的には、龍馬がなぜお龍と結婚したのか理解に苦しみますが、まあ、結婚というのは必ずしも合理性だけで行うものではないですから(苦笑)。
そうそう、お元(蒼井優)も出ていました。龍馬とお龍の祝いの席に芸妓を呼ぶ亀山社中のセンスも理解できませんが、お元も龍馬に好意を持っている様子です。こうなると、隠れキリシタンとか、幕府の密偵とか、暗い背景を入れないで、普通に龍馬を誘惑する色気ある芸妓という設定のほうが、物語にコントラストができてよかったんじゃないかなあ、と思います。まあ、どっちもさっぱりしていなくて面倒くさそうな女性ですねえ。こういう「プチ大奥」的展開の評価がどうなるか、興味深いところではあります。
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