« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010年10月31日 (日)

龍馬伝 第44回

 今日は捨て回だと思っていたら、予想外に面白かった。イカルス号事件がきっかけでキリシタンであることがばれてしまった元(蒼井優)が追われるのはどちらかというとサブストーリーです。

 印象に残るのは、これまでただの引き立てキャラだった長崎奉行 朝比奈(石橋凌)の意外な切れ者ぶりです。元が「龍馬がいなかった」と言うのを聞きとがめるあたり、流石は住本さんの上司(外事警察)だけあります(笑)。

 まあ、結局目的は達成できなかったけど。余さんも出ているし、イカルス号水兵殺害の真犯人を探しに海援隊員が聞き込みに回るあたり、なんか刑事ドラマみたいでちょっと新鮮でした。

 (余談ですが、石橋凌というと、かの大河「武田信玄」で、個人的な大河名場面で5本の指に入る、神の軍勢と化した上杉謙信の猛攻に惨敗して敗走する信長を演じているのが印象に残っています。大河で信長が敗走するのって他に記憶がないんですよね。このときの柴田恭兵はまさに神の化身と言う感じで、異様に格好良かったです。今は芝野さんのような枯れた役が似合ってますけど(笑)。)

 一方で、龍馬(福山雅治)がらみはちょっと微苦笑を誘われるような展開。

 元が追われていることを知った龍馬は元を一生懸命探します。朝比奈にとっては元より龍馬を捕縛するのが目的なのは明白なのに、なんとも無茶苦茶な(笑)。でも、その後、イギリス公使 パークスと直談判して、ラストの落ち着きどころ、元をイギリスに送るところにストーリーをつなげるので、仕方ないのかもしれません(ただ、実際のところはパークスとの交渉は後藤が行ったらしい。)。

 もっとも、感動的な別れ(というほどでもないけど)というところなんでしょうけど、イギリスに行ったら、生活費とかどうするんだろうとか、現実的なところが気になります(苦笑)。

 これで龍馬と元のエピソードは終わりだと思いますが、どうも、理想論だけが語られていて、あまり上手なまとめではなかったように思います。「みんなが笑って暮らせる国」なんて、簡単にできるわけないではありませんか!

 対照的に、今週も土佐の男たちが現実的な生き方を見せているのが嬉しいです。

 後藤(青木崇高)は容堂(近藤正臣)に、幕府に大政奉還を薦めるように働きかけます。怒った容堂に足蹴りにされます(苦笑)が、「土佐藩を新しい時代の中心に」と考えを曲げません。容堂が後藤を突き放したりしないところに、土佐藩の変化の兆しを見るんですけど。

 弥太郎(香川照之)も、必死に朝比奈を説得したり、商売拡大への執念が凄まじくなってきました。相変わらず騒々しい動きなのですが、何しろ商売の成り行きがかかっているんだから、必死にもなるでしょう。生き方に筋が通ってきたと思います。

 最後に、沢村(要潤)。龍馬が前面に出られないとき、代理として奉行所に出向いて、朝比奈と渡り合う姿がとても男らしかったと思います。とかくキャラの立たない海援隊の中で、一歩抜け出たのでないでしょうか。

 というわけで、序盤の刑事ドラマ風の描写と、弥太郎、沢村、後藤の描き方の良さを評価して、今週はぎりぎり合格点の6点かな?ちなみに、同時期の「風林火山」はなんといっても「あの」寅王丸が出てくるあたりなので、「龍馬伝」のほうが良いかも(苦笑)。

 そうそう、カメラワークについてここで一言。「龍馬伝」がどうも騒々しくてせせこましい印象に見えるんですが、アップの場面が多すぎるのが原因のひとつではないかと思いました。

 今週なんか、海岸の場面でも俳優さんのアップばかりですし。

 実は「龍馬伝」に市川亀治郎が出ると聞いて、「風林火山」での亀治郎さんの初登場場面を見たくなって、久々に第2話を見たのですが、ラストのミツの村に勘助が帰ってくる場面なんか、ミツの走ってくる場面(ややアップ)→勘助の歩いてくる場面(ややアップ)に続いて、二人が橋の上で近づいていく場面はわざと遠目から写していて、夕方の美しい田園風景ともあいまってとても印象的に描写していました。画面もクリアーだったし(苦笑)。

 もちろん私は素人ですけど、「龍馬伝」もアップ一辺倒ではなく、遠景をいれるとか、もう少し絵作りにもバリエーションを入れたほうがスケールが大きく見えたんではないかなあ、と思います。もっとも、同じ「風林」でも、合戦描写は俯瞰を入れるとスカスカに見えていまひとつだったので、使い方は難しいような気がしますが。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2010年10月30日 (土)

国産品を探してみる(スーツ編その2)

つい最近、サラリーマンが買うビジネススーツの平均価格という調査がネットに出ていたのですが、2万円台が一番多いという結果になんとなく納得です。ただ、この価格帯のスーツは、ツープライススーツのお店ならともかく、一般的なチェーン店だと意外に少ないような気がします。

ひとつの例として、「洋服の青山」での体験を挙げておきます。この間、MR2のステアリング関係を見てもらっている間に、近くの「洋服の青山」でスーツを見てきました。

大体、このお店のボリュームゾーンは、4万円弱あるいは5万円弱の二つの価格帯に集約されます。それより安いものもありますけど、色とかいまひとつです。4万円弱なら流石にイオンとか西友で売っている1万円以下のスーツより断然デザインとか色とか良いです。

正直、欲しくなったのですが、内ポケットの裏をめくって調べてみると、全て中国製です。うーむ。

多分、生産コストとかそれほど差がないと思うので、イオンあたりのスーツより断然利益率はいいんだろうな、と思いました。

繰り返しになりますが、デザインとか色とかはなかなかのレベルにはなっているし、チラシに良く出ている「1万5千円引き」とかのサービス券を使えば2万円台になるので、一応、こういうスーツがボリュームゾーンなんでしょうね。「中国製」を気にしなければ、なかなか良い選択だと思いました。で、私ですが、オーダースーツにしようかな、と思っています(苦笑)。

上の文章はDVDで映画「花のあと」を見ながら書いていました。結論から言うと意外に良くまとまっています。10点満点で7点は出せるかな。

前半は時代劇らしい所作にこだわっている(そのわりに、なんとなく時代劇っぽくない。)のが悪い方向に出ているのか、全般に動きがえらく硬くてスローな感じの映画です。後半、飄々として明るくて優しい才助(甲本雅裕)が出てきたあたりからちょっと雰囲気が変わって、いい感じになります。以登(北川景子)もやっぱり、多少見栄えが悪くても、こういう頼りがいのある男に惹かれるよなあ。ラストはなかなか上手にまとめたと思いました。

北川景子は相当練習したのでしょう、立ち回りがとても上手でした。ただ、なんとなく、武家の女性らしい風情が感じられないのが痛いところです。本人の頑張りは伝わってくるのですが、風情とかは天性のものもあるのかもしれません。あと、佐藤めぐみが出ていて驚きました。こっちも風情とかは北川と五十歩百歩でしたねえ。残念です。

そうそう、この映画でカピ様こと(笑)市川亀治郎の立ち回りをはじめて見ました。意外に重厚でしっかりしています。(というか、先々週、先週の「龍馬伝」の立ち回りがひどすぎた。)これなら福山龍馬もちゃんと斬れそうです。でも、映画の中では以登に負けちゃったけど(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「マークスの山」が面白い

2010年秋クールドラマも大体出揃いました。個人的には、「ギルティ」の初回挫折で、継続視聴ドラマがなくなってしまったのですが、それはそれとして、ネットの感想はチェックしています。

ネット上の感想を見ていると月9「流れ星」が意外に評判が良いようです。最初に切ってしまったのですが、結構真面目な純愛ものかもしれないので、ちょっと要チェックかも。あとは、「フリーター、家を買う」は評判いいですねえ。まあ、今回はパスかな。

なお、今クールの特徴は、「黄金の豚」とか「ナサケの女」とか、「できる女系(勝手に命名)」が多いんですけど、私はこのパターンが好きではないので、全てパスです。視聴率的には結構好調なスタートのようですが、男性にはあまり受けが良くないんじゃないかなあ。

というわけで、一応録画しておいたWOWOWの「マークスの山」が面白いです。大雑把に言えば刑事ものなんでしょうけど、ドラマ全体を流れる緊迫感は地上波民放ではあまり見かけない(「外事警察」は凄かったけど。)ものです。主演の上川隆也をはじめ、メインの役者さんたちも全般に年齢層が高めで、ドラマを壊すような演技の人がいないのもいいです。

上川は、なんとなく「龍馬伝」では存在感が薄いような気もしていたのですが、こちらでは熱のこもった演技を見せているので、見直しました。こっちは主演だし、力の入れ方が違うのかも(苦笑)。

あと、雑誌記者役の小西真奈美もよく合っています。なんとなく、WOWOWのドラマWで見かける顔には一定の傾向があるような気もしますが、小西もそのなかに含まれるように思います。こういう、30台初めくらいの、若手から中堅に差し掛かるような、現場がある程度わかってきた記者とか医者とか演じさせると流石に上手だなあ、と思います。こういう設定の女性ならリアルでいいと思うんですけど。

というわけで、ちょっと大人向けのサスペンス「マークスの山」、次回以降が楽しみです。WOWOWが見られる人にはぜひお勧めしたいです。

そうそう、「SPEC」も来週は大森南朋が出る(この人も実はWOWOW好みの役者さんです。)らしいので、要チェックです。継続視聴するかは別ですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月28日 (木)

「龍馬伝」の暗殺者決まる。

「龍馬伝」で龍馬(福山雅治)を暗殺する今井信郎役は、なんと市川亀治郎に決まったそうです。(下の記事参照)

http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/oricon-20101028-20101026-026/1.htm

昼休みにヤフーの見出しで「「福山龍馬」暗殺犯は亀治郎」とか出ていて、「物凄い憤怒の顔芸を見せながら龍馬を斬る」カピ様こと亀治郎さんの姿が脳裏に浮かんで、内心大受けでした(笑)。

でも、「風林火山」で危機に陥ってもまさに「動かざること山の如し」といった感じの沈着な信玄公は印象的でしたけど、なんとなく、立ち回りをしている姿は想像できないんですけど(苦笑)。「風林」だと、その役目は千葉真一が担当だったし。

でも、「憧れの福山さんと共演できて嬉しいです。」みたいなコメントが、主演役者へのリスペクトを感じさせて好感が持てますねえ。

それにしても、この大河は「風林火山」出演者率が高すぎる(笑)。きっと、プロデューサーさんは「風林火山」が大好きだったのに違いない!と勝手に決め付けています。(まあ、単に出演者のローテーションか何かかもしれませんが。)そんな人が作っている「龍馬伝」なので、ラストまでしっかり見ようと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月24日 (日)

龍馬伝 第43回

 龍馬(福山雅治)が中岡(上川隆也)に、船中八策について語る場面は、いろいろな人物に会ってきた龍馬が、その経験を生かしてこの策を取りまとめたということがわかるように工夫されていて、ドラマ上説得力があったと思います。

 あと、薩摩と土佐の会合の場面も、特に薩摩側が、人によりスタンスが違うのがわかるのが上手です。西郷さんはどっちかというと龍馬の考えに理解を示し、今回から登場の大久保は懐疑的。なんとなくイメージどおりです。

 島津久光や徳川慶喜が勝手なことを言っていて、いらだって土佐に帰ってしまう容堂(近藤正臣)も、いかにもな感じです。

 というわけで、中盤の取ってつけたような(?)新選組とのチャンバラシーンを除けば、「なかなかやるな!」と思って見られる回でした。それにしても新選組は弱すぎる。大河「新選組!」の最強部隊なら、まず龍馬を逃がさないでしょう。もっとも、あっちでは龍馬と近藤は友人だから、そもそも切りあいにならないか(笑)。

 それはともかく、結構良くできているからこその不満もあります。結局、このドラマの龍馬は「憎しみからは何も生まれない」というのが策の出発点なんですよね。それって、これまでの大河の主人公の「戦は嫌いでございます」という綺麗ごとと何が違うの?という気がしてしまいます。

 余談ですが、こういう綺麗ごとを言わない大河って、最近では「風林火山」だけだと思います。あのドラマは家族や家臣、領民の幸せを守るためには戦って武田晴信のように領地を広げるか、真田幸隆のように一生懸命守るか、それしかないというのがドラマ全体を貫いていて、非常にリアルだった異色の大河でした。唯一理想論を振りかざす(笑)ガクト謙信も、まずは戦争が強いから言いたいことが言えたわけですし。「新選組!」も土方とか西郷さんとか結構リアリストでした。

 そういう意味で、「憎しみからは何も生まれない」とは、ある意味まったく逆のコンセプト「世の中は金だ」のドラマ「ハゲタカ」のスタッフなので、この幕末の混沌とした世の中を収める「大政奉還」を、綺麗ごとではないリアルさで描いてくるのかと思ったのですが、今回を見た限りでは、ちょっと残念です。まあ、「みんなで笑って暮らせる世の中」を目指すには、会津藩とか、敵対勢力との対立は先鋭化しすぎているし、なかなかドラマで表現するのは難しいと思いますが。

 もっとも、西郷たちは和戦両様の構えだし、後藤もどうもそんな感じもします。そもそも、土佐藩も勝沼の戦いや戊辰戦争で戦闘力の強さを見せ付けたからこそ「薩長土肥」の一翼に連なったわけだし。

 一方で、薩長対幕府の戦争は不可避とみて、格好のビジネスチャンスに意気上がる弥太郎(香川照之)のような存在もちゃんと描いているあたり、実は「世の中綺麗ごとじゃないよ」という制作陣のメッセージかもしれません。

 そういう意味で、物足りないところもありますが、10点満点、合格点は6点として、7点は上げたいとは思います。(ちなみに、10点つけられるのは、たとえば「ハゲタカ」の1話と「風林火山」では1,8.11話。あと「JIN」の1~3,7,9話。これらは演技・演出・脚本どれも完璧で、いわゆる「神回」レベルだと思います。龍馬伝で言うと、第3部は4~5点が多いような気がします。「龍馬の大芝居」なんかは3点くらいかも。)

 というわけで、各勢力の思惑が入り乱れる幕末らしさがやっと出てきた「龍馬伝」ですが、来週はその盛り上がりを削ぐような元(蒼井優)がらみの話(先週も余計だったなあ。)のようです。この土壇場でこんな話はいらないから、各勢力がより有利な位置を目指して知略を尽くす話が見たいんですが。どうも全体的な構成が悪いんだよなあ。来週、再来週はパスするか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月23日 (土)

ステアリングラック交換と田子倉湖ドライブでの効果検証

MR2の悩みの種だった、高速域でのハンドルぶれですが、イエローハットでホイールバランスを再度見てもらったときに、右タイヤに、横方向にだけ1センチほどガタがあることが判明しました。

上下方向にガタがあるとハブベアリングの損傷を疑わなければなりませんが、今回はそちらは大丈夫そうです。

そこで、先週、ネッツ店でステアリングラックを交換しました。費用は2万5千円。買ってから結構いろいろなトラブルが出てきますが、年式が年式だし、半分レストアしているようなものだと割り切っております。

というわけで、交換の効果を確認に(?)奥会津、田子倉湖まで行ってきました。Img_1092

上が田子倉湖を見下ろす場所からの写真ですが、見てのとおり、ちょっと早かったなあ。でも、天候にも恵まれ、温泉にも2ヶ所入り、良いドライブでした。奥会津は温泉が異様に多いのが驚きです。

で、注目の効果です。交換前は、正直、ミッドにしては意外にマイルドなハンドリングだと感じていました。バブル期設計なので、味付けも大人っぽくしているのかと勝手に思っていたのです(笑)。でも、交換後は、ハンドル操作にリニアに反応するようになりました。これが本来の姿なのでしょう。ミッドシップの命は切れ味鋭い回頭性だと思っているので、もちろん望ましい変化です。

肝心の高速域ですが、だいぶ良くなりました。以前は120キロ程度でかなりガタガタハンドルが振動していたのが、交換後は130キロ以上でもちょっと手に振動が伝わってくるくらいで、さほど不快に感じずに巡航ができるレベルです。これで、大体クーパーSと同程度の巡航速度になりました。

それにしても、排気量も馬力も車体も小さいクーパーSが、一見いかにもスポーツカーのMR2よりも高速巡航が得意だったという点には、やはりBMWの底力を感じます。まあ、メンテナンス費用の面とか、別の大きな問題はあるのですが(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月17日 (日)

龍馬伝 第42回

今回は個人的には、後半戦でもっとも良回でした。

大藩、紀州藩の船にいろは丸を沈められた龍馬(福山雅治)は、元(蒼井優)を使って紀州藩を揶揄する歌を長崎に流行らせ、世論を海援隊贔屓にします。さらに、後藤(青木崇高)に頼んで、イギリスの提督を呼んできて、自分たちに有利な結論を出してもらいます。実に見事な駆け引きです。ここまで理にかなったストーリー展開はこのドラマ始まって以来初めてで、実に胸のすくような展開でした。(まあ、「ハゲタカ」とか「風林火山」だとこういう論理的なストーリーは結構当たり前にあったような気もしますけど。)

この話で描かれた龍馬たちの勝因「情報を公開して味方を増やす。」「好意的な第三者の仲介をあおぐ。」というのは、どんな諍いごとでも大事なことだと思いますが、そこをわかりやすく描いたところが特に素晴らしかったと思います。「よさこい」の替え歌をみんなで歌う場面など、なんとなく、「江戸の鬼小町」で龍馬と佐那が千葉道場の人たちと太鼓を楽しそうに叩いている場面を髣髴とさせる、本当に久々の明るい、福山龍馬らしい場面だなあと思いました。

まあ、相変わらず煩いだけの海援隊の面々とか、ラストの龍馬と元の場面は余分なんじゃないかとか、殺陣の迫力が全くない(「十三人の刺客」を見たばかりなので(笑)。松方弘樹と比べるのも酷ですが)とか、そもそも龍馬がこういう知恵を働かせるようになる伏線がまったくないとか、疑問点もいろいろあるんですが、それはドラマ全体のプロデュースの問題で、今回に限っては脚本さんも頑張ったと思います。

余談ですが、どうしても現在の国際情勢と重ね合わせてみてしまいます。「味方を増やす」「好意的な第三者の仲介を仰ぐ」は1983年の大韓航空機撃墜事件でも日本とアメリカが国連を舞台に実践しています。正しい情報を積極的に公開して国際的に味方を増やしていくのはどこの国でもやっていることです。まさに龍馬はそれをやったわけですが、現在それができない理由は一庶民の私にはわかりません。政治家ならではの判断があるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ギルティ 悪魔と契約した女」初回の感想

ちょっと感想を書くのが遅いのですが、一応、書いておきます。

結論から言うと、感情移入がしづらいドラマです。初回の表面的な筋だけ見ていくと、出産を控えた幸せな銀行員の家庭を、菅野美穂演じる芽衣子が壊してしまうという話にしか見えません。この家庭の主人が悪いことをしたような描写も、初回ではあまりなかったし、こういう場合、普通、幸せを壊されてしまう夫婦に感情移入してしまうのではないでしょうか。

刑事役の玉木宏も別に愛嬌のある役じゃなかったし、好きになれそうな登場人物がいないのが厳しいところです。

菅野が世話好きなペットショップの店員と、冷酷な悪女の二面性を上手に演じ分けすぎていて、本当に悪い人に見えてしまうのも、皮肉なことですが、良くないように思います。

こういう悪女とかが主人公のドラマって、悪いことをする動機付けを最初に視聴者に判らせておかないと、主人公の心境を理解することができないよう気がします。このドラマの芽衣子がなぜいろいろな人を追い詰めていくのか、その背景が追々明らかになるようですが、順番が逆じゃないかと思うわけです。

というわけで、どうも、ドラマの構成が悪くて継続視聴しようとは思わなかったので、あっさりリタイヤします。やはりこの手のドラマで「早く、芽衣子捕まらないかな」とか思わせるようではまずいと思うんですけど。視聴者に受け入れられるかは興味深いところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月11日 (月)

2010年秋ドラマについて

「10年先も君に恋して」の最終回を見直したのですが、なるほど、40博(内野聖陽)との別れの前日に里花(上戸彩)は手紙を書いていたのですね。それを律儀な(笑)弟君が2020年に里花に送った、ということで、ちゃんと話がつながりましたし、40博の行動も無駄ではなかったわけです。まあ、記憶が消えるのに手紙は消えないの?という疑問はあるんですが、そういうことを言うのはこのドラマに関しては野暮のような気がします。

というわけで、改めて見ても、ストーリーはちゃんとしているし、人物設定も問題ないし(日高さんもいい人でした。)、現段階で今年唯一、満足できるドラマだと思いました。

さて、「10年先も君に恋して」がクールをまたいで放送しているので、秋ドラマの季節に入ったという感じがしないのですが、もうスタートしているドラマもありますもんね。感想なのですが、相変わらずアウトロー的な感じの人物が難病とか困難に直面して悩み苦しむと言ったドラマが多いので、別に見たくないものが多いです。「流れ星」「フリーター 家を買う」とか、特にフジのドラマに強く感じます。普通の職業で真面目に頑張るといったドラマがどうしてできないのでしょうか?

というわけで、一応、見ようと思っているのは、フジ系火曜22時の「ギルティ 悪魔と契約した女」位です。ただ、ミステリーとか苦手だから継続視聴するかは微妙。あと、本当は「ケイゾク」のカラーを引き継いだ「SPEC」を見るべきなのでしょうが、やはり、渡部-中谷コンビがいないので、完全に別のドラマという感じがして、どうも興味が湧かないです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月10日 (日)

龍馬伝 第41回

 うーむ、急に高杉さん(伊勢谷友介)が女々しい人物になってしまって、かなりの違和感。龍馬(福山雅治)との場面も湿っぽすぎるし。どうもこのドラマは、最後に急に涙もろくなる人が多くて、ちょっと残念です。高杉って、人生の最後まで一種の明るさを持った人物というイメージだったので・・・。まあ、これはまったくの個人的印象なので、いいんですけど。

 あと、急に、「高杉さんいい人でした」みたいな感じ農民の人が出てきて、「高杉さんは農民にも慕われてました」というエピソードを、まさにとってつけたように入れるのも何とかしてほしいです。もう少し前からそういうエピソードを入れれば済んだ話なのに、脚本の問題でしょう。でも、昨日の「十三人の刺客」で伊勢谷友介への好感度がアップしたので、良しとします。

 あと、高杉の愛人(なのかな?)が先週あたりから出ていますが、なかなか控えめで好印象です。うのという名前で、演じているのは中村ゆりです。高杉も、こういう人に看取られて亡くなるのはある意味幸せだろうなと思います。正直お龍より好印象かも。まあ、真木よう子も少し柔らかくなって、今週はそれほど悪くなかったけど。

 女々しいという意味では、対照的なのが、後藤(青木崇高)です。長崎奉行をワイルドな言動で一撃で黙らせて、まさに異彩を放っています。現段階で最強ではないでしょうか?このドラマでは珍しいことに、龍馬と後藤の因縁を丁寧に描いてきたことが今生きているような気がします。来週も登場するようだし、彼の出演場面が楽しみです。

 相変わらず脚本には疑問が多いし、煩い場面も多いけど、後藤さんの強烈なキャラクターが加わったことで、ドラマ自体もちょっと勢いを取り戻したような気がするんですけど。褒めすぎでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「十三人の刺客」を見ました。

 連休初日のMOVIXでレイトショーでの鑑賞でしたが、相変わらず「海猿」の人気が高いようです。でも、「十三人の刺客」も結構お客さんが入っていました。

 で、見ていたんですが、チャンバラとかとは別の、結構残酷な場面が多いので、そういうのが嫌いな人は気をつけたほうがいいです。ただ、映画の設定上必要な部分なので仕方ない部分もあります。

 まず印象に残ったのは、チャンバラが売りということで、俳優さんの殺陣がとても格好いいです。特に松方弘樹!彼が出てきたときには、なんとなく胡散臭い感じで「うわー安っぽそう」とか思ったのですが、とんでもない間違いでした(笑)。立ち回りがとても決まっています。重厚で豪快、しかも緻密といった感じです。一方、伊原剛志は華麗で切れ味鋭い感じで、松方と好対照な感じがしました。大河「新選組!」の佐々木さんを思い出して、懐かしかったです。

 若手の役者さんもがんばっているんですが、こうなると殺陣の迫力では見劣りしてしまいます。でも、この映画はそれを上手にカバーしているのが良い点です。伊原演じる平山の門弟の役で窪田正孝が出ているんですが、未熟さを若者の一生懸命感に上手く結び付けているあたり、なかなか考えられています。

 あとは、山田孝之と伊勢谷友介について少し書きます。

 山田ですけど、多分、クローズZEROあたりで監督さんに気に入られたんでしょうねえ。昔のナイーブな少年の面影はどこに言ってしまったのでしょうか(笑)。それはともかく、今回は主演の役所広司演じる島田新左衛門の甥、新六郎という役ですが、眼光鋭く、精悍なたたずまいはまさに若武者そのものです。見ていて思ったのですが、山田孝之は最近の若手俳優さんには珍しいがっしりとした日本人体系(ジャニーズの若手とは明らかに違う)なので、時代劇には合っているかもしれません。

 伊勢谷は一番おいしい役かも。黒いメイクで目をらんらんと光らせた「山の民」をワイルドに演じています。正直、「白洲次郎」とか「龍馬伝」の高杉なんかよりよっぽど格好いいと思いました。クライマックスでも彼だけ刀を使わずに石とか棒でどんどん敵を叩きのめしていくのがなかなか痛快です。この映画は基本的に侍の宿命とか、結構重いテーマを扱っているので、こういう、ちょっと変化球の役柄を入れるのは娯楽映画としてはありだよな、と思います。

 役者についていっぱい書いてしまいましたが、新左衛門と、かつて共に修行した鬼頭半兵衛(市村正親)との知恵比べもなかなか良いです。この半兵衛、主君が暴君と知りながら、忠義という侍の本分のためにベストを尽くす、これも武士の鑑のような人物で、組織人のはしくれとしては大いに共感するところもありました。敵方を全てただの悪者に描いていないというところで、映画の深みも出たように思います。

 そうそう、新左衛門について書いていなかったですね。演じる役所広司の殺陣も立派でしたが、一見のんびりしているようで、頭も切れ、包容力もあるとても格好いいリーダーでした。敵方に半兵衛のような優秀な人物を配したことで、より彼の立派さも引き立ったように思います。でも、「天下のため」と「主君のため」どちらを侍として選ぶか、これはなかなか難しい問題のように思いました。

 最後に、暴君松平を演じた稲垣吾郎に触れないわけにいきません。いやー、本当に嫌な悪役でした(笑)。やっていることも暴君そのもの。ジャニーズタレントでここまで悪逆な敵役を演じる人は見たことがありません。本当に偉いと思いました。

 全体的な感想ですが、200人以上に13人で挑むというのはさすがに無理があるわけで、刺客側もどんどん壮絶な最後を遂げるし、正直、爽快感を味わうにはちょっと重いかな、という感じです。でも、力と力の、知恵と知恵が真正面からぶつかり合うオーソドックスな時代劇で、個人的には好みです。でも、今は「大奥」みたいなちょっと倒錯した設定の映画のほうが受けるのかなあ?男性としてはああいう設定には違和感があるけど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 5日 (火)

10年先も君に恋して 最終回

とりあえず、打ち切りにならなくて良かったよ。よく耐え忍んだという気がします。

ドラマ自体ですが、「うーん」というところです。

40博(内野聖陽)と26里花(上戸彩)のお別れの場面はとても美しくまとまっていて、ちょっとうるうるしました(笑)。上戸の泣きの演技がとても綺麗で、正直見直しました。でも、上戸彩って、雰囲気がとてもいい時と、棒読みの時があって、演技が安定しないのが課題かも。

でも、40博が未来に帰って、36里花とやり直すことになったのか、26里花の手紙だけだとちょっとわからなかったです。というか、あの展開だと、40博が過去に行った意味がないような気がしたのですが。珍しく録画を忘れてしまったので再放送で確認だな。個人的には、ちょっと淡々としたラストで、もうちょっと盛り上がりがほしかったような気がします。まあ、落ち着いたエンディングとも言えるかもしれませんが。

他にも書きたいことはあるのですが、今日は眠いのでもう寝ます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月 3日 (日)

龍馬伝 第40回

今日の龍馬伝ですけど、個人的には久々に面白かったです。まあ、途中で元(蒼井優)と弥太郎(香川照之)の場面とか挟んで、龍馬(福山雅治)と後藤(青木崇高)の対決への緊張感を削いでくれたりとか、相変わらずお龍(真木よう子)は可愛げがないとか、言いたいことはありますが。

 良かった原因は後藤象二郎です。今回は龍馬(福山雅治)と手を結ぶ話ですけど、龍馬の出してくる無理難題に対して大きな目をギラギラ光らせて、不敵な笑みを絶やさずに全て要求を呑む姿は、これまでのこのドラマの登場人物にない大物オーラを出していたと思います。

 龍馬が一言話すごとに弥太郎とか元とか右往左往するのが映し出されるので、余計に後藤さんの「動かざること山の如し」的な、大器という印象が強調されました。多分、龍馬の話で、日本云々といった綺麗ごとは別として、龍馬たちの存在と行動が、大局的に見て現段階では土佐藩の利害と一致することを冷静に感じ取ったんだろうな。かえってごちゃごちゃいう龍馬が小さく見えたような(笑)。

 後藤役の青木崇高は貫禄をつけるために10キロも増量してこの場面に臨んだそうですが、効果ばっちりです。本当に素晴らしかったと思います。「ちりとてちん」関係者がいい演技を見せると嬉しいですねえ。このドラマ、脚本とか言いたいことも沢山ありますが、「風林火山」「ちりとてちん」のキャストを主要な位置で使ってくれたのには本当に感謝しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »