龍馬伝 第40回
今日の龍馬伝ですけど、個人的には久々に面白かったです。まあ、途中で元(蒼井優)と弥太郎(香川照之)の場面とか挟んで、龍馬(福山雅治)と後藤(青木崇高)の対決への緊張感を削いでくれたりとか、相変わらずお龍(真木よう子)は可愛げがないとか、言いたいことはありますが。
良かった原因は後藤象二郎です。今回は龍馬(福山雅治)と手を結ぶ話ですけど、龍馬の出してくる無理難題に対して大きな目をギラギラ光らせて、不敵な笑みを絶やさずに全て要求を呑む姿は、これまでのこのドラマの登場人物にない大物オーラを出していたと思います。
龍馬が一言話すごとに弥太郎とか元とか右往左往するのが映し出されるので、余計に後藤さんの「動かざること山の如し」的な、大器という印象が強調されました。多分、龍馬の話で、日本云々といった綺麗ごとは別として、龍馬たちの存在と行動が、大局的に見て現段階では土佐藩の利害と一致することを冷静に感じ取ったんだろうな。かえってごちゃごちゃいう龍馬が小さく見えたような(笑)。
後藤役の青木崇高は貫禄をつけるために10キロも増量してこの場面に臨んだそうですが、効果ばっちりです。本当に素晴らしかったと思います。「ちりとてちん」関係者がいい演技を見せると嬉しいですねえ。このドラマ、脚本とか言いたいことも沢山ありますが、「風林火山」「ちりとてちん」のキャストを主要な位置で使ってくれたのには本当に感謝しています。
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