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2010年11月14日 (日)

旅行の友としてのMR2

この秋は田子倉湖、白馬とロングドライブを2回して、なんとなく、「旅行の友としてMR2ってどうなの?」というのが見えてきたので書いてみます。

1.走行性能

 ミッドシップということで、ある程度以上の速度になると、安定性に課題が出るのではないかと思ったのですが、それほどでもありません。この車の場合、5速で少しアクセルを踏む、といった感じでメーターが120キロを指します。このあたりだとハンドルぶれもほとんどなく、大体安定しています。130キロ巡航でも別に安定性が悪くなるとかはないのですが、エンジン音が気になってくるので、まあ120キロ位が適正かな、と思います。

ちなみに、同じ踏み方をしてミニの場合は130キロ以上になっていたので、高速巡航能力としてはミニのほうが若干高いように思います。ミニの場合、その領域で走り続けても疲れないのですが、あんまりスピードを出しすぎるのもどうか、という気もするので、MR2の速度域で十分かな、と思います。

あと風きり音とか特に気になる異音もないし、後付けしたレカロシートの成果もあってか、腰が痛くなるとかも特にないので、長距離ドライブでも十分使えると思いました。

2.休憩では?

 2シーターなので、休憩の際にはシートをフルフラットには当然できないのですが、MR2の場合、シートの後ろに結構大きなスペースがあって、幼児位なら座れそうな気がするほどです。

この空間を生かすと新幹線のグリーン車のリクライニングシート位の角度でシートを倒すことができるので、流石に車内で一泊は難しいですが、ちょっと仮眠を取るくらいなら十分対応できます。

MR-Sと比較すると、あっちは普通車、こちらはグリーン車くらいの違いはあるかな、と思います。これはちょっと嬉しかったです。MR-SではETC割引をフルに使って、深夜から一日走り続けるような使い方はあまりやりたくはなかったののですが、MR2の場合は対応可能だと思います。まあ、どんな車種でも疲れるとは思いますけど(苦笑)。

3.積載性

 リアトランクが意外に大きいので、夫婦2泊分くらいは余裕です。フロントのスペアタイヤのスペースも使えばかなり荷物が入ります。ただ、リアトランクはエンジンの熱が伝わってきて、結構暖かくなるので生ものは絶対に積まないほうがいいです。

MR-Sのラゲージは容量も小さくて、使い勝手は良くなかったのですが、私の経験上は、夏でもエンジンの熱が伝わってくることはなかったように記憶していますので、その点ではMR-Sのほうが良かったと思います。MR2で生ものを持ち帰るときは例のシート後部のスペースに積むのが一番無難だと思います。

4.撮影の友としては?

 夫婦で出かけるときはシートにカメラを乗せておくというわけには行かないので、例のシート後部のスペースにカメラを置いておいて、シートを倒して取り出すというスタイルです。4ドアセダンであれば、後部座席に置いて、撮影時には後部ドアを開ければいいので比較するとやはりシートを倒すのが億劫です。このあたりはやはり4ドア車や5ドア車がうらやましくなります。

5.総合評価

 高速を走っていると、流石にミッドシップ、綺麗にコーナーを曲がることができて、とても気持ちいいです。高速クルーザーとしても意外に快適な車です。燃費もリッター12キロ位は記録するので、2リッターターボ車としてはまずまずだと思います。

「撮影の友」としては2シーターの欠点が露呈して使い勝手が悪いことや、リアトランクが暖かくなること、といった課題はありますが、ミッドシップスポーツカーの宿命上、仕方ないと思います。というわけで、全般に満足しています。

最後に、ミニと比較すると、実は、燃費、高速安定性、快適性など、大体ミニのほうが優れていると思います。ハンドリングもミニにはミニの良さがあるし、MR2が絶対に優れているとは言えないような気がします。

ただ、やはり故障したときのサポートとか、修理代の問題とか(車の良し悪しとはべつの問題ですが)を考えると、買い換えて正解だったかな、と思います。基本設計が古いMR2のほうがトラブルの心配をしないで乗れるというのも妙な話ですが。

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