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2010年12月

2010年12月26日 (日)

坂の上の雲 「広瀬死す」

今週で「坂の上の雲」も第2部が終わり。

昨年視聴率的に苦戦させられた「亀田」「フィギュア」「M-1」がまとめて裏で放送されるという悪夢のような回ですが、視聴率的にはどんなものでしょうか?

今回は、有名な旅順閉塞作戦の話。広瀬少佐が亡くなる回です。全般的には重厚な回でした。

仙台市民としては、「斉藤七五郎」の名前が出てきたのがちょっと嬉しいところです。この人、荒町市民センターのある場所で生まれたんです。市民センターのところに生誕地の碑が建ってます。阿川弘之の「米内光政」とかに彼のことはもう少し詳しく出ていますので、興味のある方は読んでみるといいと思います。

その他では、とにかくアリアズナが物凄く綺麗でした!清楚で西洋彫刻のような美しさは神懸り的です。日本人には決して出せない味だと思います。まあ、日本人の美しさはまた別だけど。

このアリアズナ役の女優さんですが、マリーナ・アレクサンドロワという方のようです。他にどんな作品に出ているんだろうと調べると、「ストリート・レーサー」という、昔の首都高速トライアルのロシア版みたいな映画に出ていたよう。

ちなみに、この女優さんはST200系のセリカに乗って派手なカーアクションを展開するようで、そっちが見てみたい。どうやら、この映画にはMR2も出ているようだし(そこで、この記事のカテゴリーは「MR2」だったりする(笑))。MR2が映画に出るのなんて貴重です。ツタヤにもあるようなので借りてこようと思います。

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2010年12月25日 (土)

高知帰省(2010年 年末)

母方の祖父が亡くなったので、急遽高知に帰省してきました。

出発は12月22日だったのですが、宮城県地方は物凄い暴風雨!でもなんとか飛行機は飛んでくれました。

高知龍馬空港(なかなか凄いネーミングではある。)についたのは、夕方でしたが、さすが「龍馬伝」の地元。空港ではこんなものが出迎えてくれました。

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はりまや橋バスターミナルは福山雅治の「龍馬伝」ポスターで埋め尽くされていて壮観でした。空港から高知駅に向かうバスの中で見ていると、このポスターは商店という商店に必ず張ってあって、地元ならではの意気込みを感じました。

高知駅に着いても、やはりこんなものが。

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それにしても、高知は8年ぶりですが、駅が近代的になったのには驚きました。これまでが、「本当に県庁所在地の駅ですか?」という、中村駅と大差がないような印象だったのに比べると、そうとうな改善ぶりです。

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帰りの「南風12号」の車窓より。右に見えるのが「龍馬であい博」の会場。

ただ、どうもソフト面が相変わらずなのが気になります。

空港から高知駅まで、連絡バスに乗ったのですが、渋滞で1時間20分もかかりました。乗り継ぎの列車に遅れるかと焦りました。普通、夕ラッシュ時は市内中心部に向かうほうは込まないと思うのですが、なんとも謎の現象です。

まあ、沿道の風景を見ていると、恐ろしく車社会という印象を受けるので、そのせいかもしれません。地図で見ると、空港には高知駅より御免駅の方が近いので、そっちからバスが出るといいのですが。

また、やっとの思いで駅に着いてみると、改札外のコンビニは混んでいたので、駅構内でお弁当を買おうと思って改札をくぐると、もう営業している売店はありません。これも困りました。(結局、もう一回外に出てコンビニで買った。)

私の場合、高知から乗ったのでまだいいんですが、岡山→宿毛の場合など、下手すると5時間位列車に乗っていなければならないので、困ります。JR四国は車内販売を行っていない(はずなのですが、帰りの列車ではなぜか琴平と丸亀の間では車内販売をやっていて驚いた。)ので、高知駅のような大きな駅位では列車の到着にあわせて店を開けてもいいと思うんですけどね。

というわけで、「相変わらずおもてなしが弱いよなあ」と思いました。

高知から乗ったのが「南風17号」。JR四国の誇る世界初の振子式気動車!なんですが、登場から20年、ちょっと古びてきたという印象です。特に、ちょっと汚れてきたトイレとか、塗装のはげてきたシートとかにそれを感じます。乗り心地もいいし、走行性能は今でも一級品なんですけどね。個人的には大好きな車両なので、ほんの少しのリニューアルをして大事に使って欲しいです。

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終点、宿毛駅での写真です。降りたお客さんは6人ほど。なんとも淋しかったです。

あと、帰路はずっと鉄道で帰ってきたのすが、やはり宿毛→岡山で5時間はちょっとかかりすぎだと思います。まあ、「のぞみ」とか「はやて」と比べるのは間違っているんですけど(苦笑)。

まあ、土讃線の線形は急カーブが多すぎるので、なかなかスピードアップは難しいような気がします。乗っていても、出せるだけのスピードは出していたような気がするし、2000系の性能は出し切っていると思います。

ひとつ思うのが、停車駅が多すぎるような気が。途中停車駅を昔の南風と同じにすれば、10分くらいは短縮できると思うんですけど。もっとも、こまめに止まって、お客さんを拾っていこうという作戦もあるので、このあたりは難しいんですけど。

ラストに、祖父の家のある、大月町柏島の写真を。

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火葬を終えて、祖父の骨を持ち帰ってきたので、もう夕方です。というわけで、少々さえない写真ですが、ダイビングや釣りで有名な、なかなか綺麗な場所です。興味のある方はぜひ行ってみてください。ちょっと遠い場所ですが。

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2010年12月19日 (日)

坂の上の雲 「日露開戦」

今日、ちょっと、原作を読み返してみたのですが、多分、原作の幅広く、深い世界をドラマで表現しつくすことは不可能ではないかと思いました。

ただ、先週あたりから、制作人が「ドラマ」として一生懸命工夫しているのがわかって、その努力には敬意を表したいと思います。

その工夫ですが、第一部と明らかに変わったのが、オリジナル部分が増えてきたことです。今週は、前半部は丸々秋山家の話です。

この部分は原作ではさらっと触れられただけで、ほぼオリジナルですが、真之(本木雅弘)と季子(石原さとみ)の見ているほうが恥ずかしい(笑)ラブコメ部分から、律(菅野美穂)と季子の会話の部分まで、和ませてくれます。

個人的には、真之を結婚させようとするのが、例の「風流提督」八代六郎なので、「本当にこんな世話好きな人なのかな?」とか思いますが、季子さんと真之の会話は見ていて和みます。このドラマだと、律がちょっとかわいそうなんですが、あれでは妬んだりできないだろうなあ。季子さんはちょっと天然な感じの人なので、石原さとみという、ややほんわか系のキャスティングは適役かもしれません。

その後に、好古(阿部寛)一家も加わっての出征の場面でちゃんと締めるあたり、オリジナル部分を上手に入れていると思いました。季子も最近の大河にありがちな、「戦争は嫌じゃ」とか言って、一人だけ現代の価値観を持ち込む女性ではなさそうです。佐世保での真之との場面ではちゃんと「軍人の妻」になっていたし。

そして、後半は日露開戦をめぐる最高執行部の話ですが、伊藤や山本権兵衛、明治天皇やロシア皇帝など、それぞれの思惑と苦労は伝わってくるような気がしました。

あと、今回の白眉はなんと言っても、旗艦三笠を中心とした聨合艦隊(あえて旧字体(笑))の雄姿!物凄くリアルなCGで感動します。

質感とか、明らかに「日本最高のVFXスタッフ」の作った「ヤマト」以上だと思うんですけど(苦笑)。まあ、「キムタクヤマト」のよさはCGとは別の部分にあると思いますけどね。

佐世保でその雄姿を見た季子が「きれい」とつぶやいていましたが、全く同感です。まあ、華族の令嬢なのに軍艦に美しさを感じる季子って、ちょっと変わっているかもしれません(笑)。(まあ、私もF-14トムキャットとか美しいと思うので、気持ちはわかります。)

というわけで、相変わらず90分はちょっと長いですが、今週も良かったです。ただ、原作だとまだ4割程度しか話が進んでいないので、ちょっと話が進んでいないのが気がかりです。

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「目線」と「さよなら、アルマ」

今日、書店に行ったら、大河ドラマ本のコーナーが「江」にすっかり変わっていました。2010年もいよいよ終わるんだな、と思いました。

さて、「金曜プレステージ 目線」を昨日録画で見ました。

サスペンスというよりも、仲間由紀恵と山本耕史のラブストーリーですね。美男美女なので、お似合いな感じがします。でも、プラトニックな青年を演じる山本耕史には違和感がある(笑)。

でも、このドラマ、キャストの大河率が異様に高かった。仲間、山本、宇梶、奥貫、田中幸太朗の5人の場面とか、「巧名」の千代と「新選組!」の土方と西郷さん、「龍馬伝」の富さん、「風林」の香坂(笑)、が集まっているわけで、大河好きな私としては、なかなか壮観でした。そういえば、刑事役の小日向さんも「組!」「風林」に出てますね。

ストーリー自体はとても平凡でしたが、キャストが結構良くて、個人的には満足でした。

昨日は、その後、NHKで「さよなら、アルマ」を見ました。

こっちは、戦時中の軍用犬の話。

見ていて思ったのは、良いドラマと泣けるドラマはイコールではないんだということです。

冒頭、「戦時中、10万頭を越える犬が軍用犬として送られたが、戻った犬は1頭もいなかった」みたいなナレーションが、犬が必死に走る映像と共に流れて、既に泣きそうになるわけです。まだドラマが始まってもいないのに(苦笑)。

そのあとも、最初、軍用犬アルマを「駄目犬」と見下していた兵隊たちが、命をアルマに救われたのをきっかけに、みんな心を開いていき、最後はアルマと、彼の飼い主の主人公を助けようと必死に戦うわけです。ちなみに、「ヤマト」で斉藤さんを演じていた池内さん、こっちでも同じような役を熱演していました。

おそろしくベタなストーリーなわけですが、ここで涙が・・・。

ちなみに、1945年8月のソ連陸軍は世界最強なわけで、アルマを逃がしてやろうとか考える余裕はないだろうとか、各方面でソ連軍に押し捲られているはずの関東軍の増援とか望めないだろうとか、彼らの部隊は最前線にいるのだから、アルマをリアカーに乗せて後方まで逃げることなんてできないだろうとか、ドラマとしては相当に致命的な(!)突っ込みどころが多かったわけですが、それとは別に、やはり人や生き物を思いやる心とか大事だし、感動を呼ぶんだな、と思いました。

戦時中を扱った今年のドラマとしては、「15歳の志願兵」の方が断然よくできているとは思いますが、それとは別に、人と人、生き物との絆や思いやりの大切さを感じるという意味では、ストーリーの適当さに目をつぶれば、見て損したという印象はないドラマでした。俳優さんもそれぞれ頑張っていたし。

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2010年12月12日 (日)

坂の上の雲 「子規、逝く」

今日は初めて「面白い!」と思いました。実は先週はあまりに退屈で、45分ほどでリタイヤしてしまったので。

前回までは、基本的に忠実に小説の筋を追っていたように見えるんですが、今回は、原作よりも真之(本木雅弘)と律(菅野美穂)との関係がクローズアップされて、そこに季子さん(石原さとみ)を絡めたりして、「ドラマならでは」という部分がずいぶん増えたように思います。

真面目に見ると、「あそこで真之と律が抱き合うなんてありえんだろう!」とか、「真之の病床に季子が来る場面なんて膨らましすぎだろう!」とかあるのかもしれませんが、別に大きな筋は外していないし、こういうのはありなんだろうと思います(というか、小説の筋を追うだけなら小説を読めばいいし。)。特に、真之に「この人も人間だなあ」と親近感を感じました。

個人的には、真之と季子が、華族の令嬢の学芸会かなにかの場で出会ったときの演劇が「義経と静」だったのは受けました。大河「義経」のときの石原を思い出してしまいました(苦笑)。NHKは絶対に狙ったに違いない(笑)。

あと、病床の場面も、「風林火山」で、山城の構造をミツに嬉しそうに説明する勘助を思い出してしまいました。まあ、真之も勘助も似たようなものかも(笑)。この場に律が来るのも非常にベタですよねえ。

というわけで、なかなか楽しめましたが、今回のメインである「子規の死」の場面、こちらはシリアスに見せてくれました。香川照之は子規にしか見えなかったし、菅野は一生懸命頑張る律の姿を好演していました。特に、この2人には拍手を送りたいです。

こうなると、清国に行っている好古(阿部寛)の場面が浮いてしまいそうなのですが、意外に物語に入り込んでいたなあ。多分、ちゃんと好古の場面も描いてきたからなんでしょう。日本の外交官にああいう、剛毅さと柔軟さを兼ねそろえた人材はいないんだろうか、と思ってしまいました。

まあ、乃木と児玉の場面みたいに、ストーリーとして浮いてしまう部分もあったのですが、今日は秋山兄弟と子規が話の中心にいる時間が長かったのが、高評価の原因かもしれません。次回はいよいよ日露開戦です。

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オイル交換

貫地谷しほりさん、お誕生日おめでとうございます。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

と、ここで書いてもしょうがないのですが(笑)。

さて、MR2購入後、初めてオイル交換をしました。気づくと購入後半年ほど経っていて、走行距離も4,000キロほどになっていたので。

まあ、MINIなんかだと車検ごとの交換で大丈夫とかマニュアルに書いてあるんですが、MR2はエンジンも古いし、買ったときのオイルって多分たいしたことないんだろうな、と考えると、半年毎交換位が無難な気がします。まあ、MINIについても、「本当に大丈夫なのかな?」とは思っていたのですが、主に経済的動機から(苦笑)、マニュアルの記述を信じていました。

銘柄は「ELF ALLEZ 10W-40」です。MR-Sのときはカストロールの「XF-08」を使っていたのですが、HPの記述では、長期走行車向けとも書いてあるし、たまには違ったオイルを試してみようかな、というのが変えた動機です。それにしても、このHPの記述は面白い。

その結果ですが、アイドリング時のエンジン音は確実に小さくなったし、ブーストかかるときの伸びもスムーズになりました。ただ、元のオイルの劣化がひどいと、「オイルを変えただけでも」当然効果は体感できるので、このオイルの効果なのかはよくわかりませんけど。

あとは、ある程度走ってみて、劣化が少ないオイルかどうか確かめてみるつもりです。

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2010年12月 6日 (月)

「実写版 ヤマト」を見ようか迷っている人に

今日、このブログのアクセス解析を見ていたら、「ヤマト 面白いですか」とか検索ワードにしている人が結構いらっしゃるようです。

この「SPACE BATTLESHIP ヤマト」。他の方のブログなどを見ても、映画を取り扱うHPを見ても賛否両論で、見ようか迷うのは良くわかります。

個人的には、昨日の記事でも書いたように、限られた時間の中で、原作テイストを生かしながら上手に現代に合ったアレンジをしていて、とても面白いと思いますし、迷っている人にはぜひ見て欲しいです。

多分、賛否両論の原因の多くは「木村拓哉の古代進を受け入れられるかどうか」だと思いますけど、第1作の古代の雰囲気は良く出ていると思いますよ。

私なんか、「木村拓哉のキャラクターのルーツは古代だったのか」と妙に感心してしまったし。キムタクアンチでなければそれなりに受け入れられると思います。

ちなみに、初日から5日間で興行収入が10億弱と、まずは順調な滑り出しのようで、良かったですね。

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2010年12月 5日 (日)

メーターの有機EL化

前にも書きましたが、MR2の内装は基本的に黒一色で、面白みがありません。

というわけで、ステアリングとかカーステとか、シートとかを交換して、内装をよりスポーティにしようといろいろ取り組んできたわけですが、一番の不満は、メーター部分。黒の地色に白い文字という、なんとも普通の色調が地味すぎます。おまけに、古い車なので、照明がとにかく暗いです。ちょっと古びたトンネルの中のようなうらぶれた感じ(笑)がします。

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交換前のメーター部です。

というわけで、有機EL化を図ることにしました。入手したのは「ダンガンレーシング EL DASH メーターパネル」で、お値段は1万円ほどです。

取り付けは自分でやりました。MR2のインパネは取り外しが簡単で、作業自体は2時間ほどでした。ちなみに、インパネのはずし方については、個人や後付インパネを扱っている会社のHPを参考にしました。

取り付けをしていて気づいた点をちょっと書きます。(参考にされる場合は自己責任でお願いします。)

この製品のマニュアルが余り詳しくないので、初めての場合、インパネのはずし方とか、情報収集は必須です。

あと、マニュアルにあるような、針を動かさない取り付けは不可能ではないかと思います。メーターの文字が刻印された有機ELのシートをメーター盤に貼り付けるような形でセットしていきますが、どうしても、針は動かしてしまいます。ただ、私の車の場合、少々メーターの針が動いても、メーター自体の機能に問題はありませんでした。

ちょっと困ったのが、電源の取り方です。マニュアルには「プラス側をメーター又は他のイルミ線に、マイナス側を車両のアース線につなぎます。」と書いていますが、その線がどこにあるかの言及はありません。本来、個人での取り付けを想定していないのだろうと思います。

そこで、メーター部の照明の電球のプリント基板から、線をたどっていって、プラス線とマイナス線を直接調べてハンダ付けしました。

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画像中央の穴の周りが今回ハンダ付けした部分です。

この方法が一番確実な気がします。ちなみに、電球を1個はずして、その取り付け部分にハンダ付けしています。

なお、電球はマニュアルでは1~2個外すように書いていますが、実は、メーター自体の照明だけでなく、針とか、走行距離計の照明にも使われているので、外さない方がいいと思います。私の場合、燃料計の針の照明を失う結果となりました。ただ、暗くなると針がシルエットで映し出されるので、実用上支障はありません。

取り付けた結果ですが、下の画像のようになりました。

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まあそれなりにスポーティになったような気がします。白地に黒の文字なので、少し位暗くても見やすそうです。ちなみに、夜間はこんな感じです。

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綺麗に均一に光ってくれます。ちなみに、青と緑(あんまり差はありません)という色調と、照度の変更が可能です。カーステのアンバーとの統一感がないのが残念ですが、まあ仕方ないでしょう。とりあえず、見栄えも実用性も良くなったので、満足です。

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「実写版 ヤマト」は面白かった。

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見てきました。注目の「キムタク ヤマト」、笑える部分満載だろうと見に行ったのですが、どうしてどうして、泣かせる映画でした。(ネタバレもあるので注意)

ただ、原作ヤマトでもよく言われる、たとえば「何で敵艦隊はヤマトが波動砲を発射するまで逃げないの?」という疑問には「ヤマトの世界はそういうもの」と割り切ることが大事だと思います。個人的には、この映画では、不思議にそういう部分は気になりませんでした。

以下で、この映画でよく問題として(?)挙げられる「キムタクが古代っておかしくない?」とか「森雪がパイロットってどうなの?」といった点などを含めてつらつらと書いていきます。

主演の木村拓哉は「いつものキムタク(苦笑)」ですが、実は、古代進には合っていると思います。考えてみると、アニメ第1作の古代は正義感が強いけど、結構無鉄砲で、勝手に発進してコスモゼロを壊したりしているわけで、リアルに考えれば懲罰を食らっておかしくないレベルです。そういう見方をすると、キムタクのキャラとの親和性は非常に高いような気がします。

なお、この映画の古代はそうはいっても腕は立つし、情には厚く、後輩の面倒はちゃんと見るので、「チーム・古代」ができるのも自然だと思いました。雪との関係もリアルに考えれば、あんまり不自然には思いませんでした。あと、宣伝とかで、木村拓哉があんなに熱くヤマトについて語ってくれていたのが、昔のファンとしてはとても嬉しかったです。。

次に、森雪がパイロットになっちゃった点。脚本の方が「原作の森雪の設定は70年代~80年代の女性像で時代に合わない」と書いていましたが、確かに、「さらば」以降の雪は昔ながらの守られるキャラクターの印象が強いので、そういわれれば、その通りだと思いました。というか、70年代ですでに「ガンダム」なんかセイラさんはパイロットになっているし(笑)。そう考えれば、別におかしくないように思います。

まあ、キムタクドラマのヒロインとしてはよくあるツンデレタイプですが、彼女をパイロットにしたおかげで雪を古代と共に戦わせても不自然じゃないとか、いろいろ話しに広がりができたし、原作どおりの設定では描き得ない決着を可能にしたので、これまた実は設定変更は大成功なのではないかと思いました。

また、黒木メイサは精悍な顔立ちの美人で、勝気なパイロットがとても良く似合っていたし、中盤のクライマックスではとても綺麗で、まるで女神のようでした。実際にどうだったか興味のある方はぜひ劇場に足を運んでください(笑)。この映画の森雪としては沢尻エリカよりは適役だったのではないかと思います。

ちなみに、原作の森雪的な存在ですが、通信士の相原を女性という設定(演じたのはマイコさん)にして、ちゃんとフォローをしていました。実は意外に登場機会が多かったですが、第一艦橋の勤務がほとんどなので、ドラマのヒロインとしてはやはり話しに広がりが出なかっただろうな、と思います。

ストーリーとしては、アニメ第1作がベースですが、中盤以降は「さらば宇宙戦艦ヤマト」のエピソードが相当に入ってきます。ラストでは「完結編」のテイストまで取り入れています。個人的にはこのストーリー構成に一番驚かされました。

特に、真田さんと斉藤の「さらば」でのエピソードが出てきたときは、「ええっ、この話が出るの?」と思い、正直感動しました。真田役の柳葉さんも、斉藤始役の池内さんもよくイメージに合っていたと思います。

あと、個人的に気に入ったのは、原作ではイスカンダルから放射能除去装置を提供するというメッセージを受けて旅立つのに対し、こちらでは、イスカンダルからは直接放射能除去装置についての言及がなく、地球が助かるかどうかは行ってみないとわからないという賭けの要素をより強くしたこと。

この映画は、基本的に「少しでも可能性があればそれに賭け、前向きに取り組む」という健全なスタンスで貫かれていて、この設定変更で、そのスタンスがよりブレがないものとして伝わってくると思います。また、沖田の指揮官としての判断の辛さ、厳しさを、若い古代や雪が当事者として直面することでだんだんと理解し、一生懸命考えながら彼らが成長していくところも自然に描かれていると思います。

そういうところや、先ほど書いた森雪の設定変更など、脚本の佐藤嗣麻子さんってとても上手な脚本を書かれたと思う。そのほか、パンフレットを見るとスタッフ陣の多くが自分と同世代で、原作へのリスペクトを強く感じました。

配役も沖田艦長役の山崎さん、徳川機関長役の西田さんなど、原作のイメージに近い人が多くて驚きました。

あと、島大介を子持ち設定にしたことで、人間関係をシンプルにしたのも評価できると思います。原作では「完結編」で島が死ぬんですが、この場面で雪への秘めた思いを披露してしまうところが、あまり好きではないので。緒形直人も意外に合っていました。ただ、こういう設定だと死んでしまう場合が多いので心配していたのですが、最後に生き残ってほっとしました(笑)。

そうそう、映像も悪くはないです。少なくとも脚本の足は引っ張っていなかったと思います。やはり、ドラマは脚本命ですから、そちらを評価したいですが、SF映画ですから、あんまり映像が寂しいのも問題だし、そういう意味では、映像、脚本、演技のバランスがいい映画だと思います。多分、監督の山崎さんって相当力量ある方なんだろうと思います。

結論ですが、木村拓哉の古代は意外に合っているし、メイサ森雪も悪くないです。こういう部分で毛嫌いするのは勿体無いと思います。自分と同世代の「ヤマト」を見た世代が原作のテイストを残しながら一生懸命アレンジして作った頑張りが伝わってくる映画なので、特に「さらば宇宙戦艦ヤマト」に感動した人ならぜひ見てほしい映画です。ただ、封切4日目の名取エアリの土曜日にしては、お客さんが少なかったのがちょっと気になるところです。興行的にも成功するといいなあ。

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2010年12月 4日 (土)

坂の上の雲 再開

明日からいよいよ「坂の上の雲」が再開です。

NHKでは相変わらずあちこちの時間で予告が流れてますが、あの清らかで荘厳なテーマ曲と、重厚な映像を見ると、まさに「スペシャルドラマ」と思うのは私だけでしょうか?

ちなみに、第2部は放送時間が若干違い、開始が午後7時30分からになっていますので要注意です。

この放送時間帯の変更なんですが、なんとなく、視聴率対策のような気がします。

昨年の第一部では、意外なことに、一度も視聴率が20%を超えなかったのですが、原因のひとつとして、後半30分で相当「JIN」に視聴者を取られていたような気がするんです。

うちでもリアルタイムで「JIN」を見て、「坂の上の雲」は録画していましたし。「坂の上の雲」関係者としては、「JIN」はバルチック艦隊以上の強敵だったかもしれません(苦笑)。

ただ、逆に、「JIN」にしてみても、「坂の上の雲」とのバッティングがなければ、最終回視聴率で、あのしょうもない「天地人」の最高視聴率26.0%を超えられたのに、と惜しまれるところです。

まあ、「坂の上の雲」に話を戻すと、今年は、「JIN」のような視聴者がかぶりそうなドラマもないし、ボクシングやフィギュアのような強力な裏番組もなさそうなので、とりあえず初回は22%位の視聴率になりそうな気もしますけど、どうなんでしょうね。それ位のクオリティはあると思うんだけど。

あと、引き合いに出した「JIN」ですが、年末、12/27,28日にゴールデンタイムで再放送が決まったそうです。録画していたHDDが壊れて1~4話が見られなくなっていたので、有難いといえばいえますが、なんとなく、単なる経費削減策のような気もするんですけど(苦笑)。

確かに、芸人を並べて面白くないバラエティを放送するよりは視聴率も取れそうな気もしますが、それでいいのでしょうかねえ?

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