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2010年12月19日 (日)

坂の上の雲 「日露開戦」

今日、ちょっと、原作を読み返してみたのですが、多分、原作の幅広く、深い世界をドラマで表現しつくすことは不可能ではないかと思いました。

ただ、先週あたりから、制作人が「ドラマ」として一生懸命工夫しているのがわかって、その努力には敬意を表したいと思います。

その工夫ですが、第一部と明らかに変わったのが、オリジナル部分が増えてきたことです。今週は、前半部は丸々秋山家の話です。

この部分は原作ではさらっと触れられただけで、ほぼオリジナルですが、真之(本木雅弘)と季子(石原さとみ)の見ているほうが恥ずかしい(笑)ラブコメ部分から、律(菅野美穂)と季子の会話の部分まで、和ませてくれます。

個人的には、真之を結婚させようとするのが、例の「風流提督」八代六郎なので、「本当にこんな世話好きな人なのかな?」とか思いますが、季子さんと真之の会話は見ていて和みます。このドラマだと、律がちょっとかわいそうなんですが、あれでは妬んだりできないだろうなあ。季子さんはちょっと天然な感じの人なので、石原さとみという、ややほんわか系のキャスティングは適役かもしれません。

その後に、好古(阿部寛)一家も加わっての出征の場面でちゃんと締めるあたり、オリジナル部分を上手に入れていると思いました。季子も最近の大河にありがちな、「戦争は嫌じゃ」とか言って、一人だけ現代の価値観を持ち込む女性ではなさそうです。佐世保での真之との場面ではちゃんと「軍人の妻」になっていたし。

そして、後半は日露開戦をめぐる最高執行部の話ですが、伊藤や山本権兵衛、明治天皇やロシア皇帝など、それぞれの思惑と苦労は伝わってくるような気がしました。

あと、今回の白眉はなんと言っても、旗艦三笠を中心とした聨合艦隊(あえて旧字体(笑))の雄姿!物凄くリアルなCGで感動します。

質感とか、明らかに「日本最高のVFXスタッフ」の作った「ヤマト」以上だと思うんですけど(苦笑)。まあ、「キムタクヤマト」のよさはCGとは別の部分にあると思いますけどね。

佐世保でその雄姿を見た季子が「きれい」とつぶやいていましたが、全く同感です。まあ、華族の令嬢なのに軍艦に美しさを感じる季子って、ちょっと変わっているかもしれません(笑)。(まあ、私もF-14トムキャットとか美しいと思うので、気持ちはわかります。)

というわけで、相変わらず90分はちょっと長いですが、今週も良かったです。ただ、原作だとまだ4割程度しか話が進んでいないので、ちょっと話が進んでいないのが気がかりです。

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» 坂の上の雲 第8回「日露開戦」 [あしたまにあーな]
前回まででノボさんが亡くなってしまい、今回から一体どうなるのだろうと思っていたのですが、そんなことは考えなくてもいいくらいほとんど登場してこなかったです。律さんが真之の家にやってきて色々と面倒を見るときに話題になるくらいで、おそらく今後はどんどん登場シーンが少なくなってしまうような気がしてなりません。 前回も思ったのですが、坂の上の雲が数ある明治の世の中を描いた作品と違うのは、軍事的な側面だけでなく正岡子規のような文学や世相、文化という明治時代の息吹を感じることができる点が新鮮で面白いのだと思います... [続きを読む]

受信: 2010年12月19日 (日) 22時42分

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