« 金曜ナイトドラマ バーテンダー 第4話 | トップページ | ハイウェイウォーカー 3月号 »

2011年2月26日 (土)

TAROの塔 第1話

いやー。凄まじいドラマでした。

上手に感想がまとめられないのですが、幼い岡本太郎に「芸術家とは、生きて地獄を見る人のことだ。世間の常識にノンを突きつける人のことだ。」と諭す父、一平、格好良すぎ。田辺誠一の抑えた演技がまたいいです。

また、母、かの子も自分が文字通り血を流して必死に生きているありのままの姿を太郎に見せていきます。寺島しのぶは凄いなあ。

初回は、太郎の幼少期と、万博直前、太郎が万博のコーディネイターを引き受けるまでのストーリーが平行して描かれます。

太郎は、本質を常に考える子供として育っていき、いじめられてもその考え方は変わりません。また、コーディネイター就任の記者会見で、「人類の進歩と調和なんてまやかしだ。馴れ合うだけの調和なんて卑しい。コーディネイターを引き受けたのは、危険が待っているからだ。」なんて言っちゃうわけで、これがまた、万博のスローガンの偽善性を鋭く突いていてカタルシスを感じます。芸術家でないといえないよなあ。やっぱり親あって子ありだなあ、と思いました。

このあたりの綺麗事を排除したストーリー展開の見事さは、初期の大河「風林火山」にも通じるもので、流石に大森脚本だと思います。でも、骨太なだけでなく、一平が太郎に話す場面で、彼らの上の回ではかの子と愛人が交わっていたり(しかも一平は「かの子の創作にプラスになる」ということで公認!)、その愛人はあっさり死んじゃったり(笑)、という、あまり湿っぽくならないのも大森さんのいいところです。

というわけで、復活した土曜ドラマ、とりあえず初回は相当挑戦的な作品です。次回が楽しみです。

|

« 金曜ナイトドラマ バーテンダー 第4話 | トップページ | ハイウェイウォーカー 3月号 »

テレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140658/50978131

この記事へのトラックバック一覧です: TAROの塔 第1話:

« 金曜ナイトドラマ バーテンダー 第4話 | トップページ | ハイウェイウォーカー 3月号 »