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2013年6月23日 (日)

牡鹿コバルトラインの今

牡鹿コバルトラインは爽快なコーナーが続き、個人的には宮城県で最高のワインディングと思っています(蔵王エコーラインはヘアピンカーブが多すぎ)。

東日本大震災で大きな被害を受けて以来、行っていませんでしたが、どこまで復旧したか、走ってくることにしました。

コバルトラインの入り口は女川町にありますが、いきなりこんな看板があります。この看板にあります「小積ICまで」というのはここ1年変わっていないようです。

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路面とか大丈夫かな、と不安になりながら走り出すとすぐに、いきなり道路が崩落している場所があります。

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やはり震災の影響は大きかったようです。
とはいえ、実は小積ICまでの間で大きく崩落していたのはここだけで、あとは交互通行になっていたのが1箇所だけでした。

また、道路自体も全面的に舗装をし直した場所が多く、元々コバルトラインは結構つぎはぎが目立っていたので、全般的にはかえって震災前より路面状況が良くなっていました。ちょっと意外です。

途中、大六天山の展望台です。遠望すると震災前と変わらない風景のはずなのですが・・・。

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ちなみに、ここには以前になかった慰霊碑がありました。東日本大震災のものではなく、2006年のサンマ漁船の座礁事故の慰霊碑です。死者・行方不明16人という痛ましい事故でした。ご冥福をお祈りします。

展望台を過ぎてからも路面状況はなかなか良好でした。バイクも何台か走っていました。それだけ路面が回復したということだと思います。ただ、なにしろ道を忘れているので、結構慎重に走りました。センターラインをオーバーして事故を起こしては大変ですから。

というわけで、小積IC到着です。

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ここからは県道2号線まで行って、海岸沿いに半島先端を目指します。路面自体は県道の方がむしろコバルトラインより良くないという印象です。鮎川から先は結構ダートも多くなっています。

そして、久々の御番所公園です。何年ぶりだろう。展望塔とか完全に撤去されていたのには驚きました。

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画像の手前を見ても舗装に大きな亀裂が入っています。まあ、駐車場に入れるようになっただけでも良かったかもしれません。

コバルトライン終点の山鳥駐車場です。

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瓦礫置き場になっていました。中央の道路標示には「10月26日は原子力の日」と記されています。これを見たときはちょっと複雑な心境になりました。

鮎川です。

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写真中央あたりには以前は観光客用のレストハウスとかあったのですが、津波で流されて更地になっています。津波を逃れた家も結構多いのですが、やはり痛ましいものです。

帰りは県道2号線をひたすら走って渡波へ出ました。総じて、思ったよりも道路の復旧は進んでいる印象ですが、やはり、被災した地域を延々と走ることになるし、アプローチルートの三陸道も今一つ流れが良くないので、震災前のようにドライブルートとして気軽に利用するかはちょっと微妙なところかな、という印象を持ちました。

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コメント

鮎川始め半島の集落は水際が多かったから被害はひどいものですね。全く復旧の見込みがなく、時代から取り残されていくような現状は余りにも悲惨ですね。首都圏の人はこの現状を理解してないだろうな。

投稿: ぶうたろう | 2013年6月23日 (日) 22時40分

むむっ、そうですね。ただ、津波被害にあった平地をどう活用していくかはとても難しい問題のような気もします。住宅地としても商業地としても使いづらいし。唐桑に帰るたびにそう思います。一番難しいのは陸前高田とか志津川だと思いますが。

投稿: かのーぷす | 2013年6月26日 (水) 22時20分

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