« 0.6倍レデューサー試写の結果 | トップページ | 光害カットフィルター LPR-Nのテスト »

2014年1月12日 (日)

画像処理ソフトをいろいろ試す

前にも少し書いたんですが、K-5Ⅱsで少し困るのが、RAW画像の使い勝手の悪さです。

天体写真の画像処理を行うとき、私の場合、①RAW現像②コンポジット③後処理(レタッチ)

といった手順を取ります。

キヤノンのDPPの場合、バージョンアップでコンポジットが行えるようになったので、このソフト一つで大体の処理は出来たので、EOS KISS X6iの場合はあまり画像処理ソフトの必要は感じていなかったのですが、ペンタックスのPDCU4の場合、コンポジットは行えない(はず)、RAW現像と後処理の使い勝手も悪いというわけで、サードパーティのソフトについて検討してみることにしました。

(余談ですが、上であげた①②③は、有名なPhotoshopを使えば申し分ないのですが、毎月数千円もadobe社に貢ぐのはちょっと厳しいです(苦笑)。)

それとは別に、天体画像処理について勉強してみようと思い、「Photoshop Elementsではじめる天体写真のレタッチテクニック」(西條善弘著 誠文堂新光社)を買ってみました。

この本は基本的な天体画像処理の手法が分かりやすく、一通り書いてあるので、その手法に忠実に画像処理をしただけでも相当に立派な写真が出来ると思います。非常に勉強になりました。

1.Photoshop Elements12

まずは、この本で紹介されていたPhotoshop Elements12(以下PE)の体験版をダウンロードして試してみました。

PEの場合、上であげた①②③は一通り行えます。ただ、レイヤーによるコンポジットが8ビット処理でしか行えないのが短所かな、と思ってました。

実際試してみると、レベル補正により色の修正は非常に行いやすいです。これでもいいかな、と思ったのですが、肝心のコンポジットが上手くいきません。こりゃいかんな、と思いました。

2.ステライメージ7

で、次にステライメージ7です。これも体験版をダウンロードしました。

このソフトも①②③は普通に行えます。特に、自動コンポジット機能は便利です。また、さすがに天体画像処理用に開発されただけあって、オートストレッチ機能を使うと色かぶりの補正も容易に行えるなど、多彩な機能は使いこなすと強い味方になりそうと思います。

ただ、どうもRAW現像がPhotoshopと比べると綺麗でないという話を聞いたり、あとお値段も少々高めというのも二の足を踏むところです。年末にいろいろ出費もかさんだので、ちょっと見送ることにしました。

3.Photoshop Lightroom5

次はPhotoshop Lightroom5(以下LR)です。これまた体験版をダウンロードしました。

このソフトはこのままではコンポジットができないというのが短所だったのですが、特にノイズ処理は上手ですし、発色もいいとRAW現像とレタッチは抜群に優れています。お値段も比較的リーズナブルです。ちょっと操作系が分かりづらいところもありましたが、マニュアル本を読むとそれほど難しくありませんでした。というわけで、このソフト買いました。

4.YIMG

課題のコンポジットはLRでRAW画像を下処理した後、TIFFに変換して、DPPで行おうと思っていたのですが、このYIMG というフリーソフトで行えることがわかりました。

YIMGも試してみたのですが、これ自体で①②③全て行えます。自動コンポジットが出来るのもポイント高いです。ただ、RAW現像自体はLRの方が綺麗に行われるような気もするので、コンポジットを中心に、LRと分担すれば、ステライメージ7に劣らぬ処理が行えそうです。

以下にX6iで撮影した画像に各ソフトで特に処理を加えずにRAW現像を行い、JPGに変換したものを載せておきます。(YIMGは2種類アルゴリズムがあるので両方載せます。)

Img_1811dpp
DPP

Img_1811lightroom2
Lightroom

Img_1811ying1
YIMG1

Img_1811ying2
YIMG2。なんか好みの問題かも(苦笑)。

ちなみに、少々ソフト自体は実用本位で、分かりやすいとはいえませんが、ダウンロードしたファイルの中にHTML形式でしっかりとしたマニュアルがあるので、これを読むとなんとか使えると思います。

ただ、このソフトの場合、TIFFで保存すると、LRではカラーバランスが乱れるのが欠点です。想像ですが、48ビットTIFFをLRでサポートしていないのかもしれません。ただ、YIMGで作成したTIFF画像をDPPでいったん開いてから上書き保存すると、修正できますので、実用上は問題ないと思います。

140112m4512

K-5Ⅱsで撮影し、LR+DPP+YIMGで画像処理したすばるです。BORG100ED+0.6倍レデューサーでF3.8にISO12800でも20秒露出だとさすがに露出足りないんですが、4枚コンポジット+LRによるノイズ低減で結構見られるようになってます。

というわけで、LRとDPP、それにYIMGを組み合わせればRAWからの16ビット処理による画像処理が一通り出来ることが判明したので、この手法で当面やってみたいと思います。いずれはステライメージ7あってもいいな。

|

« 0.6倍レデューサー試写の結果 | トップページ | 光害カットフィルター LPR-Nのテスト »

天文」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140658/58931328

この記事へのトラックバック一覧です: 画像処理ソフトをいろいろ試す:

« 0.6倍レデューサー試写の結果 | トップページ | 光害カットフィルター LPR-Nのテスト »