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2014年5月11日 (日)

タムロン70-200mmF2.8(A001)のテスト

この間、K-5Ⅱsの二本目のレンズとしてタムロン70-200mmF2.8(A001)を買いました。

このレンズ、ヨドバシ価格で6万円ちょっとと、貧乏カメラマンの強い味方(まあ、別に安いわけではないけど)でありますが、ペンタックスの場合、手振れ補正機能がカメラ内に付いているので、この金額で、キヤノンの25万円以上する高級レンズと似たような機能が手に入ることになります(笑)。

ちなみに、普通にAFで試してみるとジーコジーコ盛大な駆動音が鳴って、それはそれで楽しいです。別に天体写真に関係ないですが。

実は連休前に入手したんですが、この間の室根山での撮影には忘れていってしまったので、今週末に試してみようと思ってました。幸い、10日の夜には天気が回復したので、これも初めての神割崎(南三陸町)に出撃です。

ちなみに、この日の暗夜は35分ほどと、かなり厳しい状況でした。

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カメラ:PENTAX K-5Ⅱs
GPD赤道儀で電動追尾(ノータッチガイド)

まず最初がアンタレス付近です。テレ側(200mm)、絞りはもちろん開放です。
1405111
撮影日時:5月11日2時13分
露出:60秒×4枚コンポジット
ISO:3200

余談ですが、YAHOOで「アンタレス」と検索をかけるとシマノのベイトキャスティングリールがいっぱい出てきます。自分はカルカッタコンクエストを持ってますが、遠心ブレーキは結構癖があって、マグネットブレーキの方が扱いやすいような気もします(苦笑)。

それはともかく、輝星に青いにじみは出てるし、アンタレスにはハレーションがあるしで、結構強烈なファーストショットでした。

なお、アンタレス付近の作例をネットで見ると青い反射星雲や赤いHⅡ領域が入り乱れていてかなり華やかなのですが、これらを表現するにはもう少し露出が必要という印象を受けました。

次が、3日夜にも撮ったいて座のM8,20です。これもテレ側(200mm)、絞り開放です。
140511m82011
撮影日時:5月11日2時32分
露出:75秒×4枚コンポジット
ISO:3200

3日の画像と比較すると、1.7倍位露出量があるはずなので、もう少し写って欲しいんですがって感じです。BORG100EDって描写力あるなと認識してしまいました。まあ、これはこれで天の川とかよく写ってると思います。

最後は、いて座付近の星雲、星団を85mm相当で撮ってみました。この時間には薄明が始まっているはずなのですが、なんとか影響を受けずに済みました。
14051111
撮影日時:5月11日2時47分
露出:75秒×4枚コンポジット
ISO:3200

この写真も等倍にすると周辺の星像の流れとか、青いにじみとか気になるのですが、この大きさでは目立ちません。

というわけで、使ってみた感想ですが、絞り開放だと星像がちょっと甘かったり、青いにじみとか、明るいハレーションとか結構気になります。出来ればF4まで絞った方がいい感じがしました。ただ、ワイド側はともかくテレ側で絞り込むのはこのレンズのメリットも殺してしまうので、悩ましいところです。

なお、星像の甘さは、時間がなくてピントを追い込めなかったというのも正直あるので、もう少し試してみる余地が有りそうです。

あと、今回はISO3200で撮影してみたのですが、細部描写とか、思ったほど精細ではなかったし、ノイズもそれなりに残るので、もしかするとISO6400にして、一段絞ってコンポジット枚数を増やした方が結果がいいかもしれません。

まあ、いろいろ書きましたがファーストショットとしては上出来だと思います。

最後に撮影地の神割崎の印象です。

この場所は、灯りのない駐車場で撮影ができるのですが、南に一軒だけある人家と、駐車場下のトイレの灯り以外は気になる街灯もなく、道路にも直接面していないという、なかなか撮影向きの場所でした。

光害ですが、真南から南南西に石巻・仙台方面の明かりが少々気になります(最初のアンタレス付近の写真はその影響を受けていると思います。)が、東北東~南南東まではほとんど光害を感じられず、少々驚きました。

特に、南南東側については、気仙沼市の影響を受ける室根山や、志津川の影響を受ける田束山より明らかに良好な状態だと思います。

また、天頂付近や北側の星空も思ったより状態が良く、3日の室根山と比べてもそう見劣りしない状態だと思いました。春の系外星雲撮影にも十分使えそうです。

あと、神割崎の大きなメリットは、比較的アプローチが平坦ですし、信号も少ないので、運転の負担が少ない点です。蔵王にしても室根山にしても、牡鹿半島にしても結構山道が続くので、運転疲れるんですよね。

というわけで、移動性高気圧が張り出して安定して晴れるときは、メイン観測地に十分なりうるポテンシャルだと思いました。もっとも、街灯が突然付いたりすることもよくあるので、あくまで「現段階では」ですが。

 

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