旅行・地域

2011年5月29日 (日)

東京(2011年5月)

週末に日本橋高島屋で行われている「大河ドラマ50の歴史展」を見に東京に行ってきました。

最初は日帰りにしようと思ったのですが、行くとなるとやりたいことがそれなりに出てくるので、結局、一泊してきました。

5月28日の朝、仙台を7時ごろに出て、最初の目的地「ららぽーと豊洲」に着いたのが11時15分。結構ハイペースで走ったつもりでしたが4時間は切れません。(注 帰りは3時間50分でした。)まあ、給油もしたし、休憩も多めに取ったので仕方ありません。

ここのシネコン「ユナイテッドシネマ豊洲」で見たのが「阪急電車 片道15分の奇跡」。この映画は東北地方では上映していません。せっかく東京に行くのでついでに見てこようというわけで、見ました。

主演の中谷美紀は流石。最初のきついOLから、ラスト近くで、いじめられている小学生の女の子を力強く励ますところまで、上手に表現してました。個人的には、もう少しふっくらすると完璧なのにといつも思います。

あと、見直したのが芦田愛菜。少し演技がわざとらしい気がして、ちょっと苦手だったのですが、この映画では、少しおしゃまな小学生の女の子を自然に演じていて、祖母役の宮本信子との掛け合いも見ていて楽しいです。このおばあちゃんがまた良いです。電車の中で触れ合った人たちに勇気と励ましを与える素晴らしい人でした。

一見つながっていなさそうな人たちが、どこかでつながっていて、全体として心温まる物語を構成している。そんな映画でした。見てよかったです。客席もほとんど埋まっていました。

ちなみに、映画の待ち時間に、妻に服を買ってあげました。入った店の品揃えがナチュラル系で「なんか、宮崎あおいとか着そうな服だな。」と思ったら、なんと、本人がイメージキャラクターでした(笑)。「earth music &ecology」というお店です。帰ってからHPを見たら、仙台にもお店はあるようです。

ここを出て、宿泊する「ホテル サンルート有明」へ向かいましたが、土地勘がないので、豊洲→有明で30分位かかりました(苦笑)。チェックインしてみると、じゃらんで予約した1人5,400円のプランだったのに、15階のスーペリアツインで得した気分です。

ホテルに車も預けて、いよいよ本命の「大河ドラマ50の歴史展」です。

個人的には「風林火山」の3Dに期待していたのですが、大型テレビで流しているだけで、大して立体感もないので、別に見なくてもいいような気もしました。ちょっと肩透かしです。

各ドラマの紹介をドラマの映像を使って行うブースがあるのですが、「風林火山」は「信虎追放」から。チョイスは悪くありませんが、場面選択が今一。自分だったら、勘助(内野聖陽)と信虎(仲代達矢)の一騎打ちにミツの回想シーン入りの場面を使うのですが。あそこが個人的には風林のベストシーンなので。

それはともかく、このブース、個人的に気に入ったのは、「独眼竜政宗」「新選組!」です。

「政宗」は輝宗が政宗に「わしを撃て!」と叫ぶ場面。ここは良かったなあ、と思い出がよみがえりました。

「組!」は池田屋事件で、「待たせたな!」と山本耕史の土方が現れる場面です。今放送している「新選組血風録」も気に入っているのですが、やはり「組!」はキャストの華があっていいな、と思いました。

あと、お姫様の衣装もいろいろ展示されていました。実際に見てみると、とても華やかです。「篤姫」の衣装とか、とても綺麗です。これを見ながら、なんで今年の「江」は衣装も安っぽいのかな、と思いました。コストダウンでしょうか?別に、宮崎あおいが好きではないのですが、ドラマ紹介の画面を見ると、やはり、宮崎の篤姫には、現段階の上野の江にはない気品を感じますし、全体の雰囲気がなにか違うような気がするんですけど。まあ、「江」も話が進むと、雰囲気が変わるかもしれませんが。

というわけで、300円という料金分以上に満足でした。これから全国を巡回するそうですし、近くの人は足を運んでもいいのでないかと思います。ただ、「がんばろう 日本」とかタイトルに入っていながら、東北地方では展示が行われないのは微妙な気もしますけど。

日本橋高島屋を出たら、もう日が暮れていました。東京も電力不足の影響であちこち消灯しているし、夜景もちょっと淋しかったです。仕方ありませんが。でも、サンルート有明からの夜景も意外に良かったです。写真をアップしておきます。Dsc01403

今回は、宿泊先でブログをアップしようとパソコンを持っていった

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ホテルの部屋で。手前が持っていったパソコン。さらに手前はノート。

のですが、夜にデータを入力するのは面倒くさいので、結局、従来どおり、思いついたことをノートに手書きで書いてました。このほうが自分には合っているようです(苦笑)。

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2010年12月25日 (土)

高知帰省(2010年 年末)

母方の祖父が亡くなったので、急遽高知に帰省してきました。

出発は12月22日だったのですが、宮城県地方は物凄い暴風雨!でもなんとか飛行機は飛んでくれました。

高知龍馬空港(なかなか凄いネーミングではある。)についたのは、夕方でしたが、さすが「龍馬伝」の地元。空港ではこんなものが出迎えてくれました。

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はりまや橋バスターミナルは福山雅治の「龍馬伝」ポスターで埋め尽くされていて壮観でした。空港から高知駅に向かうバスの中で見ていると、このポスターは商店という商店に必ず張ってあって、地元ならではの意気込みを感じました。

高知駅に着いても、やはりこんなものが。

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それにしても、高知は8年ぶりですが、駅が近代的になったのには驚きました。これまでが、「本当に県庁所在地の駅ですか?」という、中村駅と大差がないような印象だったのに比べると、そうとうな改善ぶりです。

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帰りの「南風12号」の車窓より。右に見えるのが「龍馬であい博」の会場。

ただ、どうもソフト面が相変わらずなのが気になります。

空港から高知駅まで、連絡バスに乗ったのですが、渋滞で1時間20分もかかりました。乗り継ぎの列車に遅れるかと焦りました。普通、夕ラッシュ時は市内中心部に向かうほうは込まないと思うのですが、なんとも謎の現象です。

まあ、沿道の風景を見ていると、恐ろしく車社会という印象を受けるので、そのせいかもしれません。地図で見ると、空港には高知駅より御免駅の方が近いので、そっちからバスが出るといいのですが。

また、やっとの思いで駅に着いてみると、改札外のコンビニは混んでいたので、駅構内でお弁当を買おうと思って改札をくぐると、もう営業している売店はありません。これも困りました。(結局、もう一回外に出てコンビニで買った。)

私の場合、高知から乗ったのでまだいいんですが、岡山→宿毛の場合など、下手すると5時間位列車に乗っていなければならないので、困ります。JR四国は車内販売を行っていない(はずなのですが、帰りの列車ではなぜか琴平と丸亀の間では車内販売をやっていて驚いた。)ので、高知駅のような大きな駅位では列車の到着にあわせて店を開けてもいいと思うんですけどね。

というわけで、「相変わらずおもてなしが弱いよなあ」と思いました。

高知から乗ったのが「南風17号」。JR四国の誇る世界初の振子式気動車!なんですが、登場から20年、ちょっと古びてきたという印象です。特に、ちょっと汚れてきたトイレとか、塗装のはげてきたシートとかにそれを感じます。乗り心地もいいし、走行性能は今でも一級品なんですけどね。個人的には大好きな車両なので、ほんの少しのリニューアルをして大事に使って欲しいです。

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終点、宿毛駅での写真です。降りたお客さんは6人ほど。なんとも淋しかったです。

あと、帰路はずっと鉄道で帰ってきたのすが、やはり宿毛→岡山で5時間はちょっとかかりすぎだと思います。まあ、「のぞみ」とか「はやて」と比べるのは間違っているんですけど(苦笑)。

まあ、土讃線の線形は急カーブが多すぎるので、なかなかスピードアップは難しいような気がします。乗っていても、出せるだけのスピードは出していたような気がするし、2000系の性能は出し切っていると思います。

ひとつ思うのが、停車駅が多すぎるような気が。途中停車駅を昔の南風と同じにすれば、10分くらいは短縮できると思うんですけど。もっとも、こまめに止まって、お客さんを拾っていこうという作戦もあるので、このあたりは難しいんですけど。

ラストに、祖父の家のある、大月町柏島の写真を。

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火葬を終えて、祖父の骨を持ち帰ってきたので、もう夕方です。というわけで、少々さえない写真ですが、ダイビングや釣りで有名な、なかなか綺麗な場所です。興味のある方はぜひ行ってみてください。ちょっと遠い場所ですが。

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2010年11月27日 (土)

宮城にもある「海に一番近い駅」

いよいよ明日は「龍馬伝」の最終回です。福山龍馬の最後の頑張りを見極めたいと思います。

個人的には、やはりカピ様(市川亀治郎)の演技に注目です。「風林火山」で見せたような濃い演技全開で「りょーまー!」とかうなりながら龍馬に斬り込むと、某巨大掲示板もさぞかし盛り上がりそうです(笑)。でも、それでいいのかなあ(多分、抑えた演技をすると思うんですけど)。

それにしても、気づいた人がいるかはわかりませんが、お龍役の真木よう子は、役の上では、「風林火山」では父母と夫を、「龍馬伝」でも夫を亀治郎さんに殺されてしまうわけで、なんとも奇しき因縁だと思います。

それはともかく、今朝は仙石線の陸前大塚駅に行ってきました。MR2を走らせて1時間ほどです。本当は電車で行くべきなんでしょうけど、JRさん、ごめんなさい。

「海に一番近い駅」というと、当ブログでも紹介した北陸本線の青海川駅(新潟県)と、鶴見線の海芝浦駅(神奈川県)が比較的メジャーですが、この駅もそう呼ばれる資格のある駅の一つです。

ただ、陸前大塚駅が他の2駅と違うのは、青海川駅と海芝浦駅は、ホームが海側にあって、その外側に海が広がっているのに対し、陸前大塚駅は、ホームと海の間に線路があることです。

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そのため、ホームに立ってみての海の近さでは、他の2駅に一歩譲ります。ただ、駅には線路ももちろん含まれるので、駅トータルとして考えると、やはり、「海に一番近い駅」を名乗る有資格者のひとつだと思います。

(余談ですが、海から一番近い駅の有資格者は結構多いです。「海から一番近い駅はどこ?」という議論の中で、連絡船のあった高松とか青森はどうなの?という話が出て、これはこれで一番近いかも、と妙に納得しました。)

なお、駅から見た景色はこんな感じです。

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ちょっと青海川駅の写真に印象を近くしてみました。青海川駅のように、海の雄大さや厳しさを感じるわけではないのですが、とても穏やかでのどかな印象です。

面しているのが松島湾なので、ホームからはバリエーションに富んだ島々や、漁船たち、また、この日は天気が良かったので、湾の向こうに塩釜の町やさらには蔵王連峰まで見渡すことができ、なかなか素晴らしい景色でした。

青海川駅では、海の雄大さと旅情を、海芝浦駅では工業地帯のオアシス的な意外さを感じることができます。対して、この駅は、県道のすぐそばなので、ちょっと車の音が気になりますが、それを除けば、内湾の穏やかさと島々の織り成す景色、さらには人々の生活も感じることができ、他の2駅とはまた違った魅力のある駅だと思います。

松島を訪れる、ちょっと鉄道に興味がある人にはお勧めしたい場所です(鉄道マニアの人は当然知っているだろうから、改めて薦めません(笑))。

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2010年11月 8日 (月)

信州 2010年秋(11月7日)

 二日目ですが、前日に回りたいところは回ったし、月曜日のことを考えると、早めに戻っておきたいということで、まっすぐ帰ってきました。美ヶ原とか乗鞍とか、行きたいところはまだまだ多いんですけど。月曜日が休みだったらもう少し余裕が持てるんですけどね。

 ただ、おととし断念した、「海に一番近い駅」青海川駅だけ寄りました。米山インターからすぐなんですが、国道からの入り口に表示がなく、わかりづらいです。カーナビがなければまた見過ごすところでした。

 駅ですが、中越沖地震の影響で、「高校教師(93年)」の放送時とはすこし趣が変わっていました。駅名表示板も新しくなっているし。まあ、あれから20年近くも経っているし、駅の表示とか更新するのは当然かもしれません。

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青海川駅舎とMR2。ちなみに、SW20型は1993年当時もありました(この型の一つ前の2型)。

 でも、基本的な構造が変わっていないので、当時の趣きは存分に感じることができました。ここが羽村先生と繭が降りた最後の場所だったのか、としばし浸りました(笑)。海と空の青さがとても深くて印象的な場所でした。

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こんな感じです。今まで写した中で青が一番印象的な写真になりました。

 

「高校教師」は抜きにしても、とても雰囲気のある場所だと思います。

 あとは、上信越道、野尻湖あたりから見た妙高山がとても素晴らしかったです。ちょうど、麓は紅葉真っ盛り、青空の下、紅葉の上に山が屹立している姿は色彩的にもとても綺麗でした。紅葉の風景としては、白馬の風景よりいいかも、と思いました。近くにPAとかなかったのが惜しまれます。

 帰りは8時ごろに松本を出て、仙台着は2時40分くらいと、まあ余裕を持って帰ってこれました。磐越道の流れの悪さは苦痛でしたけど(苦笑)。北陸道と同じ高速道とは思えません。

 賛否両論あるETC割引ですが、個人的には結構いろいろな場所に行けて、悪くはなかったなあと思います。来年以降、より良い制度で復活してくれるといいのですが。個人的には、さすがに1,000円は安すぎたし、休日限定は渋滞を招いたと思うので、休日限定をやめて、1日の上限を5,000円(途中で降りても、距離を合算する)位に設定すると妥当なんじゃないかな、と思います。

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信州 2010年秋(11月6日)

 ETC休日割引も代替措置が決まらなかったので、来年3月で終わりなので、そろそろ活用するラストチャンス。土曜日は晴れそうということで、長野県白馬に紅葉の写真を撮りにいって来ました。

 仙台を朝3時前に出発し、MR2を駆って仙台南インターから糸魚川インターに一気に走って、白馬に到着したのは朝8時半です。それにしても、リトラクタブルライトは点灯していると空気抵抗が半端じゃないような気がします(笑)。下げていると格好いいのですが。

 

1 白馬

 

 白馬村は小盆地になっているのですが、着いてみると、朝霧が立ち込めています。この2日間、朝は松本も長野も霧が出ていたので、この時期特有でしょう。川中島で信玄が謙信に遭遇したときもこんな感じだったのかな、と思いました。

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唐松岳と五龍岳。朝もやが少し残っています。MR2も小さく写っています(笑)。

 それはともかく、少ししたら霧も晴れてきたので、以前に訪れたことのある「大出の吊橋」へ。土曜の朝ということでカメラマンもそれなりにいましたが、場所が広いので、それほど影響はありませんでした。

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大出の吊橋と白馬三山。憧れていた風景が撮れて大満足です。

 

 天気も快晴、白馬三山が雪化粧していてとても綺麗でした。橋の周りは意外に針葉樹が多いのですが、川の周りの草が秋のムード満載です。ここの秋景色は個人的に撮りたい風景ナンバーワンだったので、ちょっと大げさですが、夢がかなって大満足です。

 というわけで、朝一で今回の目標を達成してしまったわけですが、このまま帰るのはもったいない(笑)ので、ここからは名所めぐりです。

 その前に、白馬の紅葉をもう少し撮りました。ちなみに、今年はやはり少し紅葉が遅いようで、今週がまさに白馬の里あたりの紅葉の見ごろで、長野とか、糸魚川とかはまだ少し早い感じがします。

 

2 真田の里

 

 さて、向かったのは上田市にある真田の里です。ここは真田一族発祥の地です。昨年の信州旅行では別所温泉を優先したためにこちらには行けなかったので一種のリベンジです。白馬からだとちょっと遠いような気もしますが、白馬→長野は一般道ながら快適な道路なので、あまりストレスなく着きました。

 まず「真田氏歴史館」に行きました。ここは真田氏の歴史がコンパクトにわかるようになっています。普通の土曜日でしたけど、結構お客さんがいました。「高知ナンバー」の車までいて結構びっくり。

 ここで一番受けたのは、昔の新大型時代劇「真田太平記」のポスター。うら若き草刈正雄の雄姿が見られます。丹波哲郎は黒髪なので最初は気づきませんでした(笑)。そして、もちろん主演の渡瀬恒彦の姿もありました。草若師匠のうら若き姿です(笑)。このポスターと「風林火山」の、内野とガクトが並んで写っているポスターが並んでいるのがなかなかシュールでした。

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「真田太平記」のポスターが格好いいです。時代を感じさせません。「風林火山」は、出演者から見ると上杉今川家バージョンでしょうか。もちろん幸隆(佐々木蔵之介)と忍芽(清水美沙)夫婦もちゃんといます。

 

 そのあと、真田本城跡に行きました。

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アプローチ路が結構狭いので要注意です。ちなみに、この場所で標高895メートル。室根山山頂と同じ高さというのが驚きです。流石信州。

 

ここは真田昌幸が本拠を上田に移す前の真田家の拠点だったようです。ここからは真田の里から上田まで一望です。ここから見る真田の里は緑豊かでとても美しいところだと思いました。ただ、水田は少ないので米は取れなさそうですし、上田までもそれほど距離もないので、真田の里だけ領有していても、近隣の大勢力に葉対抗できないだろうな、と思いました。あと、村上義清の拠点、砥石城跡が真田の里と上田の丁度真ん中にあるのもわかります。真田氏が発展していくために村上は大きな壁だったのがこの風景でもわかると思います。

 

3 上田

 

 この後、上田市内に戻って、「池波正太郎真田太平記館」と上田城跡に行きました。真田太平記館は、池波正太郎の著作全般を紹介していて、個人的には、真田氏が松代に移ってからを描いた「真田もの」の紹介が多くて結構満足。江戸中期の、ある意味閉塞した時代でも、あちこち気を使いながら一生懸命生きている武士の生き方がソフトなタッチで描かれていて、読んでいて元気付けられます。

 余談ですが、年齢が上になると、小説の好みが司馬遼太郎から池波正太郎や藤沢周平に移っていくのはなんとなくわかります。会社社長とか偉い人は別として、普通のサラリーマンなら坂本龍馬や秋山真之より恩田木工の生き方のほうが共感できるのではないかなあ。

 上田城跡については、妻へのサービスです。やはりメジャーなスポットに行かないと。ちょうど「紅葉祭り」とかやっていて、結構にぎやかでした。赤い甲冑姿での記念撮影など、結構にぎやかでした。

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にぎわっている上田城跡。活気があっていいですねえ。

 

ちなみに、上田の町って、街中に本屋が多かったり、比較的昔の商店街が生き残っている感じが印象に残りました。信州に来ていつも思うのですが、上田とか松本とか、市内からインターに向かう幹線道路が市内中心部を通っていて、大渋滞したり、東北なら当然2車線ありそうな国道が1車線だったりして、意外に車での移動に不便を感じることが多いです。そのあたりの影響で、中心市街地がまだ元気なのかな、と思いました。もっとも、上田もバイパスが整備されてきているようなので、この後変わっていくのかもしれませんけど。

 そうそう、「真田氏歴史館」「真田太平記館」でも、真田幸村の大河ドラマ化に向けた署名が行われていました。「真田太平記」から日も経っているし、別に反対はしませんが、「天地人」のように、脚本がひどいと人物も安っぽく見えてしまうので、脚本家には注意していたほうがいいとだけ書いておきます。

 

4 松本での宿泊

 

 というわけで、見たいものは見たんですが、日帰りだと体力的にきついので、この日は松本まで行って泊まりました。「スーパーホテル松本駅東口南」です。1泊朝食付きで1人5,000円以下の価格が最大の魅力です。設備も新しいし、防音も悪くなかったのですが、シングルルーム並みの部屋なので、2人で泊まるととにかく狭かったです。まあ、値段を考えると文句は言えませんけど(笑)。普

 あと、浴場はひとつしかなくて、男女入れ替え制、しかも、洗い場3人、浴槽3人入ると間違いなく一杯なので要注意です。妻の話だと、女性の入浴時間には入り口に入浴待ちの列ができていたらしいです。

 初日はこんなところです。

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2010年9月18日 (土)

鳥海 2010年秋

私の場合、毎年1回は鳥海山麓に行きたい病がありまして(笑)、ちょうど3連休の初日ということで行ってきました。

天気が微妙なのはわかっていたのですが、日曜日はもっと悪そうだったので、仕方ありません。というわけで、山頂を拝むことは残念ながらできませんでした。

でも、今回の目的は、昨年できなかった、鳥海山南麓からの「コスモスと鳥海山」の写真を撮るためのロケハンだったので、山頂が見えなくても一応OKでした。それなりに晴れてたし。

で、いきなり結論ですが、酒田とか遊佐町の方角から「コスモスと鳥海山」の良い写真を撮るのはかなり難しいです。

まず行ってみたのが「眺海の森」です。旧松山町の小高い丘の上にあり、北に鳥海山の姿が望める場所で、その下には花壇もあるということで期待して行ってみました。今日は鳥海山は見えませんが、とても眺望が開けていて、天気が開けていれば花壇と鳥海山を同時に収められそうです。

ただ!花壇に植わっていたのは、9月だというのに、なんとラベンダー(!)。あとマリーゴールドとかもあって、色彩的には綺麗ですが、いつの季節かわからない絵柄になりそうです(笑)。

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しっかりラベンダーが存在を主張しています。天気がよければ、右側に鳥海山の雄姿が望めるはずです。

「眺海の森」の名誉のためにいえば、ここは鳥海山だけでなく、庄内平野も一望にできるとても見晴らしのいい場所です。あと、芝生とか綺麗に整備されていて、なかなか爽快な気分になる場所でした。

次に行ったのは、「月光川河川公園」です。ここは、あの「おくりびと」でモックンが鳥海山をバックにチェロを弾いていた場所で、しっかり椅子とか映画ロケ地の看板も残っていました。

ただ、行った理由は「公園なんだからコスモスくらい植わっているだろう」という単純なものです(笑)。

ところが、この公園、コスモスどころか花は全くなく、ただ芝生だけです。

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丁度、ゲートボール大会があったようで、旗が写っています。でも、花が全くありません。

仙台の郡山あたりの公園だと結構花が植わっているので、全く意外な結果でした。

というわけで、「鳥海山とコスモス」という写真をとる場合、北麓に行ったほうがいいというのが結論です。鳥海山は見る位置によって姿を変える山で、私は矢島とか由利から見るよりも、酒田とか吹浦あたりからの重量感ある姿のほうが好きなので、ちょっと残念です。

それにしても、北麓のR108沿いは至る所にコスモスが咲いているのに、南麓になるとほとんど道沿いにコスモスが見られないのが不思議です。

というわけで、目的を達成したかというと疑問点が残りますが、帰りのR47ではとても車の流れがスムーズで、最上川と最上小国川沿いの快調なドライブを堪能できたので、良しとしましょう。

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2010年5月 4日 (火)

北海道旅行(2010年GW)(5月1日~2日)

2日目の札幌で泊まった「札幌アスペンホテル」ですが、駅からすぐ(歩いて3分ほど)、内装は綺麗で26インチデジタルテレビ付き、朝食バイキングも種類豊富と、1人1泊朝食付き4,500円では勿体ないようなホテルでした。正直、1万円以上のシティホテルと比較しても見劣りしませんので、札幌に旅行する人には選択肢の一つに入れてほしいホテルです。

1 北海道大学

 ホテルのすぐそばが入り口なので、3日目の最初に行ってみました。勘違いしていたのですが、クラーク博士の全身像は別の場所なのですね。ここには、胸像がありました。

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これが、その胸像です。

大学内を少し歩いてみたのですが、敷地にゆとりがあって緑豊かで、煉瓦造りの建物が散在していて、とても美しいキャンパスだと思いました。札幌駅近くというのもポイントが高いです。北大の学生さんは恵まれていますねえ。

2 小樽

北大から札幌駅に戻って、9時44分発の普通列車で小樽に向かいました。3両編成という事もあるのでしょうが、車内はほぼ満席で、しかも観光客とおぼしき人でいっぱいです。

小樽は1998年以来、13年ぶりの訪問なのですが、駅前とか運河に続く道とかずいぶん整備されていて驚きました。運河の周りも観光客で賑わっていました。

ここのお目当ては、北一硝子とオルゴール館だったのですが、そこに向かう「堺町通り」が土産物店が軒を連ねていて、観光客でいっぱいだったのに驚きました。ちょっと気になるのは、お客さんが多いのはいいのですが、硝子細工のお店とか、オルゴールのお店って、結構全国的には珍しくないし、お菓子屋とか海産物のお店も北海道での本場は富良野とか函館とか釧路なので、わざわざ小樽に出向く意味って、実はないんではないかということです。小樽ならではの魅力を育てないと、観光地としてはいずれ衰退していくのではないかと思いました。まあ、運河と町並みを絡めれば十分魅力的という考えもありますけど、私には、函館の「五稜郭+函館山+元町+海産物」というコンテンツと比べると弱いように感じられます。

3 札幌ラーメン

小樽からは「快速エアポート」で札幌まで32分、転換クロスシートで快適な移動です。といっても、721系の転換クロスシートってちょっと狭く感じるのは私だけでしょうか。今回の旅行では幸いにも(?)ほとんど721系だったのですが、この車両は3ドアながら、寒冷地仕様ということで、客室が独立しているので車内が狭苦しく感じました。なんとなく、一般的なロングシート車が懐かしくなりました(苦笑)

さて、札幌ラーメンですが、味噌ラーメンの元祖とされる「味の三平」に行きました。出発前に職場の人に薦められたというのもあります。お味ですが、味噌ラーメンとしてはずいぶんマイルドで、濃厚な味が好きな人には物足りないかも。もっとも、味噌ラーメン連戦になったうちの妻は「星龍軒」よりこっちの方がいい、と言っていました。

ちなみに、私は「星龍軒」の方が好みですが、それとは別に、麺の感じ、かりっと炒めたもやしや挽肉といった具の入り方が、以前仙台にあった「北五ラーメン」とそっくりで、とても懐かしくなりました。「北五」は札幌ラーメンの流れを汲んでいるという話だったので、それが裏付けられたような気がします。

4 苫小牧

帰りのフェリーに乗るために、札幌から苫小牧まで電車で移動し、苫小牧からは港までバスです。でも、苫小牧駅に降りて、大きい駅前なのに、あまりに活気がないので正直驚きました。連休中の土曜日だというのに駅前には人がほとんど歩いていません。駅前の大型店も休業中で、余計寂れた印象があります。何とかした方がいいと思うけど、いい案は浮かびません。正直北海道の旅の締めくくりにしては、暗い風景でした。

5 太平洋フェリー「きそ」

オフシーズンだから空いているだろうと思っていたのですが、意外に混んでいて、本来の希望の「1等和洋室」ではなく「特等洋室」になりました。船室ですが、流石は特等ということで、ちょっと狭いですが、ビジネスホテルのツインと比較しても遜色ありません。

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この船は2005年就航ということで、まだ新しく、内装も綺麗です。ただ、ソファにひび割れができているのが気になりましたけど。

この部屋の大きな問題はテレビです。大きな液晶テレビが付いていますが、宝の持ち腐れの感があります。HPでは、地上波、衛星放送、BSデジタルが受信可能ということでしたが、私たちのお部屋では、地上波しか見ることができませんでした(船内の案内に聞いても、特等のテレビはBSデジタルは見られないということでした)。幸いというべきか、夕食後すぐ寝てしまったので、あまりテレビのお世話にはならなかったのですが、情報提供は正確にしてほしいと思います。

船内はなかなかゴージャスで、高そうなソファがいっぱいあったりして、豪華客船のような雰囲気を出しています。でも、そのソファでおにぎりを食べている家族連れがたくさんいたりして、客層が見合っていないような気がしました。まあ、ほのぼのした風景で、こういうのって嫌いではないですけど。

夕食、朝食はレストランでバイキングです。夕食では、ステーキ肉を焼く実演があったりして、結構力が入っています。寿司もあるのですが、3種類くらいとかなり淋しいレパートリーでした。そんな中途半端なことをするのなら、出さなくてもいいのにと個人的には思います。朝食はごく普通のホテルにありそうなメニューでした。

全般的に、フェリーの食事としては頑張っているとは思いますが、この日は満席に近かったせいもあり、朝食では並んで待たされました。インターネット予約だと、朝食券付きのプランがあるために、朝食は混むのだと思いますが、別に朝食がいらないという人もいると思うので、朝食が付かない分安いプランがあってもいいのかもしれません。

仙台着は朝9時30分と、ちょっと早着になりました。到着後ランチクルーズを行うためにこの日は早く着くのだと言うことでした。苫小牧-仙台間だと、夜出航で朝着ということで、船旅を楽しむにはちょっと物足りない面もありますが、反面、船内で時間をもてあますと言うこともないので、利用価値は高いな、と改めて思いました。

というわけで、3泊4日の旅行も終わりです。天候に恵まれなかったのは残念ですが、美味しい料理をいろいろ堪能できたし、「スーパー白鳥」「スーパー北斗」の走りも堪能できて、満足な旅行でした。ただ、次はやはりいいシーズンに道北、道東に行きたいな。

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2010年5月 3日 (月)

北海道旅行(2010年GW)(4月30日)

初日の函館では「ホテルショコラ函館」に泊まったのですが、このホテル、サービス等は基本的に問題ありませんが、函館駅から徒歩大体15分ほど、函館山にもベイサイドにもその位の時間がかかり、どこに行くにも、市電を使うか、歩いていくか迷うという、かなり中途半端な立地にあります。個人的には、また函館に来る場合は、駅前か五稜郭地区のホテルがいいかな、と思いました。

1 北海道坂本龍馬記念館

函館といえば、最後の武士、土方歳三最期の地のイメージが強いので、ここで坂本龍馬といっても違和感があるのですが、龍馬が北海道を浪人たちの新天地として考えていたのは本当のようです。この時代に、変革の中で職を失う武士たちの活躍の場まで考えているとは、流石は坂本龍馬、発想がひと味違うと感心します。

といいつつ、行くかどうかは迷ったのですが、丁度空いている時間が2時間ほどだったし、ホテルからも歩いて10分ほどと、意外に近いので、行ってしまいました。この記念館は市電十字街の停留所の真ん前と、異様に立地がいいのが素晴らしいところです。折しも「龍馬伝」放送中ということもあり、結構お客さんもいました。

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展示内容ですが、龍馬の生涯がコンパクトにわかりやすくまとめられていて、小さいながらも充実していました。龍馬の乙女姉さんへの「(佐那は)かほかたち平井(加尾)より少しよし。」という手紙も展示してあり、ポイントが高かったです。(ちなみに、売店の後ろに大きなテレビがあって、例の「女たちの龍馬伝」での広末と貫地谷の対談を流していたのにはちょっと受けました(笑)。)

あと、坂本龍馬の一族って、北海道に渡り、親族の方は画家になって「六花亭」の包装紙の絵柄を担当していたりしたのを知ることができたりして、行って良かったと思いました。交通の便もいいし、入館料も300円と安いので、幕末ファンの方には是非お薦めしたいと思います。

2 函館ラーメン

札幌への出発まで少し時間があったので、駅近くの「星龍軒」というお店で昼食を取りました。私は塩ラーメンを食べたのですが、スープにちょっと工夫があって、麺も少し細麺で、とても美味しかったです。ちなみに妻は味噌ラーメンを頼んだのですが、このスープもいい感じでした。お店の人も親切だし、とても良いお店でした。

3 スーパー北斗9号(函館→札幌)

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JR北海道キハ281系(函館にて)

 個人的に楽しみにしていた、JR北海道の誇る新型気動車ですが、素晴らしい力走を見せ、札幌までの3時間があっという間に感じました。駅間では常に全力発揮しているようで、スピード感も半端ではありません。在来線では日本最高レベルの駿足を十分に堪能することができました。そうそう、景色も大沼、駒ヶ岳、有珠山や昭和新山など、沿線の名所を一通り車窓から見られて良かったです。

 これだけの気合いの入った走りは、おととし乗ったHOT7000系「スーパーはくと」以来だな、と思っていたのですが、エンジン音とか、この両者は妙に似ていることに気づきました。帰って調べたら、キハ281系もHOT7000系も、JR四国2000系がルーツのいわば兄弟車種のようで、走行感覚が似ているのは当然かもしれません。そういえば、「すーぱーほくと」「すーぱーはくと」とひらがなにすると一文字違いだし(笑)。

それはともかく、内装も立派だし、これだけの列車があれば新幹線はいらないような気もするのですが、札幌で見た看板では新幹線が来ると、札幌-函館間は45分で結ばれるそうですから、新幹線の効果はやはり絶大なのかもしれません。

4 サッポロビール園

 札幌に着いたら、夕食は楽しみにしていたジンギスカンです。サッポロビール園自体は名取にもある(苦笑)のですが、やはり本場で楽しみたいものです。

ただ、ここは場所が微妙に不便かも。地下鉄でもJRでも駅から結構歩きます。バスがあるので、これが一番いいようです。私たちはJR苗穂駅から歩いていったのですが、結構遠かったです。おまけに雨が降ってきて寒かったし。

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ビール園の建物は煉瓦造りのレトロな感じでなかなか風情があります。さて、ジンギスカンの感想ですが、やはり本場で食べるジンギスカンは美味しいです。ラム肉も焼き野菜も良かったです。(もしかすると名取で食べても一緒かもしれないけど。)

ただ、「飲み放題」コースは失敗だったかも。夫婦で食べていてるときはそれほどお酒が進まないので、ビールジョッキ3杯が限界でした。これならビール1杯+ご飯の方が良かったかな、と思いました。

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これが札幌駅前の夜景です。新宿と見まがうような風景です。

帰りは札幌駅までバスで帰りました。それにしても、札幌駅周辺の賑わいには驚きました。同じ北海道でも函館とは雰囲気が全然違います。まるで東京のようで、駅の周りだけ見ると、北海道という感じがあまりしませんでした。

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2010年5月 2日 (日)

北海道旅行(2010年GW)(4月29日)

 今年の連休は4月30日にお休みを取ると8連休になるので、4月29日~5月2日までの日程で北海道に行ってきました。今回は行きは電車、帰りはフェリーです。いや、飛行機も好きなんですが(苦笑)

1 スーパー白鳥1号(八戸→函館)

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JR北海道789系(函館にて)

 仙台から東北新幹線「はやて」で八戸まで出て、これに乗りました。感想としては、良くも悪くも普通の電車特急という印象です。座席も悪くはないですが、色調が原色系でちょっと安っぽいかも。あんまりスピード感も感じなかったのですが、家で調べてみると、八戸-青森間96キロを58分、表定速度が99キロとかなりの駿足で、ちょっと驚きました。

青函トンネルにももちろん入るのですが、トンネルって要は暗いところを走るだけなので、それほど印象もありません。それより、連休初日ということで、行楽客が多かったのですが、その中に酒を飲んでやたらうるさい年寄りがいたのには閉口しました。年金暮らしなら連休とか関係ないのだから、GWを外して旅行してほしいと正直思います。

2 土方歳三最期の地

 函館は、高校生の時に18きっぷで来て以来の久しぶりの訪問です。着いて早速行ったのがここです。なんだかんだ言って、最期まで薩長と戦い抜いた土方の生き方はとても格好いい(真似は出来ないけど)ので、函館に来たら見逃せないところです。

場所は駅から歩いて15分くらいの所にありました。でも、この日は雨が降ったりやんだり、風も強くなったり、弱くなったりで、なかなか大変でした。結局この天気は旅行2日目も続くわけですが。

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現在はちょっとした公園になっております。土方の戦死した場所が本当にここなのかというと、疑問もあるようですが、まあ、函館で亡くなったのは間違いないので、いいのではないでしょうか?お花も供えられていたりして、なかなか綺麗に整備されていました。

3 中島三郎助父子最期の地

 「龍馬伝」第5話で、この人の名前をみてかなり驚きました。ドラマでは浦賀でペリーの応対をした通訳程度の扱いでしたが、中島三郎助って実は洋式の造船学、機関学、航海術に精通した当時一流の技術者だったんですよね。そんな彼があくまで旧幕府側に属し、函館戦争の最後の戦いで戦死するわけです。いわば、幕末の始まり(ペリー来航)と終わり(函館戦争)の両方に深く関わっている、とても興味深い人物です。

ちなみに、中島については、「燃えよ剣」にも少し出てきます。もっとも、個人的には浅田次郎の「壬生義士伝」をお薦めしたいです。この本に出てくる中島は、土方と共に「最後の武士」と呼ぶに相応しい活躍をしております。なお、この本はとにかく泣かせるので公共の場では読まない方がいい本です(笑)。あと、この本を読むと徳川慶喜が嫌いになります(苦笑)。

それはともかく、ここは結構遠かった。路面電車を「堀川町」で降り、15分くらい歩きます。

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中央分離帯のような場所に、石碑があるだけの場所です。ちなみに、彼の最後の戦いの舞台である「千代ヶ岡陣屋」のあった場所は運動公園になっております。

4 函館の街

 今回は結構函館の街中を歩いたのですが、気になるのが、この街は、メインストリートで「テナント募集中」になっている商店が異様に多かったです。2日目の札幌はもの凄く人が多かったし、3日目の小樽も、運河周りはかなり人通りが多かったのですが、函館と、帰りにフェリーに乗った苫小牧は、中心街でも人通りが少なく、かなり街中が冷えこんでいる印象を受けました。

5 五稜郭

 「中島三郎助父子最期の地」は結構不便な場所にあるので、五稜郭までは結局歩きました。ここはかなり活気がありました。五稜郭タワーに上ったのですが、タワーの展望階からは五稜郭が一望に出来るので、上った方がいいです。

なお、ここでも土方は大人気のようで、タワーの展望階と、1階の2ヶ所にブロンズ像がありました(笑)。土方の出身地の日野市でも負けずに日野駅と万願寺駅あたりに銅像を造ってPRしてもいいかも(笑)。高幡不動には胸像はありますけど。

6 夜景

 函館といえば函館山の夜景でしょう!というわけで、夕食後に上ってきました。正直、街中が寂れてきていたので、夜景も淋しくなっていると悲しいな、と思ったのですが、杞憂でした。

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さすがに日本三大夜景の一つです。でも、この写真を撮る直前までは暴風雨になっていて、山もガスがかかったりして大変だったのですが、さっと晴れて良かったです。

7 元町とベイサイド

 函館山に登るときに、元町を回っていったのですが、八幡坂とか、風情があって綺麗です。

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いかにも港町情緒たっぷりといった感じです。

ここに来る前に、ベイサイドに行きました。煉瓦造り風の味のある建物が多くて、なかなか風情があるのは確かです。ただ、函館駅からベイサイドに至るまでのエリアは最近再開発されたようで、とても綺麗なのですが、人が少ないのが気になります。実際、ベイサイドのお店も結構閉店になっていたりしていたので。正直、レトロ風な港湾情緒ということで、長崎とか横浜とかの港の演出と似ているのが気になりました。函館ならではの味をいかに出すかが課題かも。 

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2010年4月25日 (日)

忍野の桜とお佐那さんのお墓めぐり

山梨の忍野村に、富士山と小川、それに桜という非常に絵になる場所があって、今年は、桜の開花状況と天候から見て、今週末が最初で最後のチャンスだろうと思い、今朝行ってきました。

ところが、他の人もみんなそう思ったらしく、到着したのが朝6時過ぎにもかかわらず、村営の無料駐車場は車でいっぱい。入れません。というわけで、ちょっと離れた有料駐車場に車を止めて、いざ撮影です。

しかし、予想はしていたのですが、三脚と望遠レンズを抱えた本格的な撮影スタイルの人たちで大混雑。良さそうな場所は20人以上の人で群がっています。まあ、週末の朝だし、仕方ないでしょう。というわけで、人の頭越しに撮った苦心の一枚です。

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一見それなりの写真に見えますが、元の写真では下には人の頭やら手やらが写っています(苦笑)。

昨年の真原の桜並木の撮影ではここまで苦労はしなかったのですが、流石富士山、注目度も日本一ということでしょうか。

なお、今回は、土曜日(24日)は天気が良くなさそうだったので、この日の撮影は最初から諦めて、甲府に前泊しました。

というわけで、この機を利用して、「龍馬伝」のおかげですっかり有名になった千葉佐那のお墓のある「清運寺」に行ってきました。折り目正しいお佐那さんは、「龍馬伝」の前から好きな人物です(もっとも、貫地谷しほりが演じたのももちろん良かったです。)が、千葉家の墓に葬られたものとばかり思っていたので、甲府に墓があると知ったときはかなりの驚きでした。

それにしても、武田の本拠地、甲府まで「龍馬ゆかりの地」になるとは思いませんでした。ちなみに、武田神社とかは、何年か前に行ったことがあるので、今回はパスです。

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(帰りに寄った甲府駅前の信玄像です。普通はこっちがメジャーだよなあ。)

駅の近くに車を止めて、地図を片手に少し歩いて、割に簡単にお寺には行けました。お墓へも案内がちゃんとあるので迷いません。

お墓自体は思ったより小さかったのですが、お花とか供えられていました。ネットでも話題になっているように、お参りの人は増えているようで、私たちが行ったときにも、数人が墓前で手を合わせていました。いつぞやのネット記事にあったような、墓前で泣き崩れる人(理由はよく分かりませんが、よほど辛いことがあったのでしょうか?)は、流石にいませんでした。

ちなみに、写真とかは撮っていません。お供えとかも、片付ける人も大変だろうなと思い、特にせず、合掌して、お守りのキーホルダーを買って帰ってきました。

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上が今回買ってきたお土産セットです。お守り以外はある意味定番です。それにしても、信玄餅はともかく、芋焼酎「山本勘助」って、なかなかナイスです(笑)。

以下は余談です。こういう、大河ドラマがきっかけで意外な人物にスポットライトが当たるのを「一過性」として良く思わないというのもわかる気はするのですが、今回のように、「こんな素晴らしい人がいた。」というのを多くの人が知り、共感し、人生に良い影響を与えていくのもドラマの力だと思うのですが、どうでしょうか?(ただ、お墓参りに行く際はマナーは守ってほしいです。)

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