日帰り温泉・温泉旅館

2010年7月17日 (土)

「すぱエール蔵王」閉館!

この3連休は日曜日に仕事があるので遠出ができないというわけで、ちょっと遠刈田温泉にラパンで出かけたのですが、なんと、「すぱエール蔵王」が閉館していました。

帰ってきてからネットで調べてみても、5月末で閉館したという以上の情報がありません。

最近は結構客入りも良かったように思うのですが、なぜなんでしょうねえ。

前にも書いたんですが、遠刈田の公衆浴場は混みすぎるということで、こっちを専ら愛用していた私としては、極めて痛いです。

日帰り入浴可能な旅館を探さないと・・・。

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2009年5月17日 (日)

花咲か温泉ゆ~チェリー(寒河江市)

この週末は,久々に山形で温泉です。今回は温泉に入る前に天童の「水車そば」に寄るので、R48で行きましたが、特に山形県側の道路がもの凄く変わっていて驚きました。以前は道路が川の流れに沿っていたのですが、川の流れなどほとんど無視して直線的なルートになっていました。車で走る分には快適になったのですが、ちょっと山を切り開きすぎなんじゃないかな、と思いました。

さて、「水車そば」では、名物の「鳥中華」(650円)を食べました。今月号の日経トレンディにちょっと取り上げていたので、食べたくなったのです。簡単に言うと和風だしのラーメンなのですが、美味しかったです。ただ、ここはあくまで「そば屋」ですし、そばもおすすめです。

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ちなみに、お昼時ということもあって結構混んでいました。ただ、ここは店の裏に2階建ての大きな駐車場があるので、駐車の心配をしなくていいのが嬉しい点です。

お昼を食べた後は温泉です。今回は寒河江市にある「花咲か温泉ゆ~チェリー」です。この温泉は最近できたもので、源泉がなんと3種類もあります。(もちろんかけ流し)P1010998

浴槽も内湯に6メートル×4メートルくらいの大きい浴槽が2つ、露天風呂も半径4メートルほどのものがひとつ、それぞれ別の源泉がかけ流されているという贅沢さです。そう書くと、とてもポテンシャルが高いように見えます。ただ、大きな欠点は、源泉のうち2つは強い塩化物泉、残り一つもけっこう高温のお湯(私は熱いお湯が苦手なのです。)ということで、ゆっくりくつろげる肌に優しいお湯がないところです。ゆっくりお湯に浸かって休むにはちょっと不向きなような気がします。

ただ、露天風呂の眼下には最上川が開け、作りも全般にゆったりしているので、湯あたりしないように上手くコントロールしながら休めばいいのかもしれません。この温泉も作りが新しいのに、料金は300円とこれまたリーズナブルです。寒河江SAの近くにあって、国道112号からだとちょっとわかりづらいのが難点ですが、一回入ってみる価値はあると思います。

浴室の設備 洗い場:10人ほどが一度に使える。シャワー付き(整備はちゃんとしている)。シャンプー・ボディソープ等:あり。その他:サウナが2種類あり。脱衣場に有料のコインロッカーあり。

ちょっと気になったのが、浴室内にやたらと掲示が多かった点です。「入浴前にはボディソープで体を洗ってから入りましょう。」とか、他の温泉では見たことがないです。結構トラブルが多いのかな?

あと、天童市内を走っていたら、郵便局に「天地人」のポスターが貼ってありました。まあ、山形県をアピールする大イベントだからということなのでしょうけど、天童藩は織田信長の末裔(!)なのに、そんなことでいいのか?とちょっと思ってしまいました(苦笑)。

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2009年1月11日 (日)

遠刈田温泉(すぱ エール蔵王)

我が家の日帰り入浴で一番多いのが遠刈田温泉です。まえは「センター浴場」という古びた公衆浴場に行っていたのですが、ここが数年前、新しくできた「神の湯」という施設の開館により、なくなってしまいました。

「神の湯」は新しいだけあって、いつも浴槽の中は人でいっぱいです。お風呂としてはちゃんとかけ流しなのですが、人が多すぎて、なんとなく清潔な感じがしないので、こちらの「すぱ エール蔵王」を使うようになりました。お値段はちょっと高めですが。宮城県の場合、公営施設でも入浴料が800円程度かかる施設も多いので、良心的な気もします。

場所は温泉街から少し離れた所にあります。前は「ホテル エール蔵王」(その前はサンルート蔵王だったらしい。)というホテルがあったのですが、取り壊されたようです。日帰り入浴施設が新しく作られ、今はそこだけが営業しています。

以前はいつ来ても入浴者が少なく、営業が続けられるか心配だったのですが、今日行ったら、駐車場も満車に近く、お客さんも定着したようです。

お湯はかけ流しだと思います。(一応、施設のホームページにもそう書いています。)浴槽には循環設備が付いていないのでそう思っていたのですが、どうも、浴槽の外で循環しているかもしれません。いずれ、確認したわけではありませんので不明です。

浴室はちょっと塩素臭がありますが、なんとなく、不特定多数が使う施設の場合、仕方ないような気もします。なお、洗い場は20人以上が同時に使え、シャンプー・ボディーソープも付いています。とても整備されていて、清潔感もあります。

温泉自体は典型的な遠刈田温泉のお湯で,「神の湯」と比べても、特に不自然さを感じません。ちょっと茶褐色気味のお湯です。昔は結構硬いお湯のような気がしたのですが、今は何となく柔らかい感じがして、温度も熱すぎず温すぎずで丁度よく、とても気持ちいいです。

浴室内の浴槽は4m×10m(いずれも推測)と、とても大きく、ゆとりがあります。また、露天風呂も一応あり、4m×5m(これも推測)と、こっちも結構大きいです。目前の林が繁りすぎていて、見晴らしはあまり良くありませんが、森林浴をしていると思えば気にならないと思います。

結論ですが、とにかくお湯だけ入りたい場合には「神の湯」(「寿の湯」もありますが、浴槽が小さすぎると、お湯が熱すぎることが多いので、あまり行ってません。)でいいと思います。料金も300円とリーズナブルだし,ちゃんと掛け流しです。(ただ、お湯の注ぎ口に手を当てると時々冷たい水が出てきていることがあったので、加水しているかもしれません。)

ただ、体を洗ったり、人口密度のあまり高くない浴槽でゆったりお湯を楽しむ場合には、私はこちらの方がいいと思います。鍵付きのロッカーなど、セキュリティも安心ですし。綺麗でテレビも見られる休憩所など、800円払うだけのあることはあると思います。

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2008年8月17日 (日)

りんご温泉(山形県朝日町)とさくらんぼアイス

週末に山形で温泉+蕎麦+チェリーランド寒河江でさくらんぼソフトというのが好きで,よく行っています。前にも少し書きましたが山形の温泉は料金が比較的安く,お湯のバリエーションも豊かなのが嬉しいところです。

この週末は,朝日町にあるりんご温泉に行ってきました。この温泉は最上川沿いの少し高台にあって,浴室からの見晴らしがとてもいいです。最上川も見えます。

お湯は(多分)かけ流しになっていて,結構景気よくお湯が注ぎ込まれています。実はこの浴槽には循環設備があります。前に来たのは冬で,そのときは循環させていたのですが,今回は使っていませんでした。この温泉は源泉の温度がそれほど高くない(45度くらい)ので,冬は加熱に使っているのかもしれません。

温泉自体は弱アルカリ性の湯で,入った後結構ぬるぬるします。温度がちょうどいいのか,肌に柔らかいとてもマイルドなお湯です。寒河江から中山,大江辺りは結構強烈なお湯も多いのですが,この温泉の場合,シンプルな感じが逆に個性になっています。

また,この温泉を語るのに忘れてはいけないことがあります。名前のとおり,「りんご」が浴槽に何個も入っています。そのせいか,なんとなく浴室にいい香りが漂っているような気もします。(そう感じるだけかもしれませんが。)

というわけで,山形ののどかな風景を楽しみながらゆっくりお湯に浸かるにはとてもいい温泉です。料金も300円とリーズナブルだし,やはり山形の温泉はレベルが高いと改めて思います。

浴室の設備 浴槽:5m×5m位。洗い場:10人ほどが一度に使える。シャワー付き(整備はちゃんとしている)。シャンプー・ボディソープ等:あり。脱衣場に有料のコインロッカーあり。

帰りにチェリーランド寒河江に寄りました。最近,山形道が月山湖まで延長されたせいか,すこしお客さんが減ったような気がしていたのですが,さすがにお盆中で大混雑でした。

「さくらんぼ会館」で売っているさくらんぼ(だけではないが)アイスも大行列でした。というわけで,私はとなりの道の駅の売店で売っているさくらんぼソフト,妻は玉こんにゃくをいつものように食べました。こっちも美味しいし,そんなに混まないのでお薦めです。

あと,並びのトルコ料理の売店も結構繁盛していました。ここのシシケバブもおいしいです。

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2008年7月12日 (土)

前沢温泉(舞鶴の湯)

今日は妻の両親と平泉に行ったのですが,帰りに寄ったのがこの温泉です。

ここの温泉は良くも悪くも「やくらい薬師の湯」と似た感じです。典型的な循環風呂なのですが,結構新しいお湯が注がれていて,入った後は体が軽くなったような気がして,とても気持ちがいいです。洗い場も大きく,設備もちゃんとしているので,体を洗うのも問題ありません。

また,この温泉は前沢町のはずれの高台にあるので,浴室からは北上川沿いの平野が一望できて眺めがとてもいいです。

ちなみに,浴槽に電流を軽く流した「電気風呂」というのがありましたが,義父によると,入るとちょっとぴりぴりするようです。(効き目はわかりません。)なんとなく体に悪そうなので私は入りませんでした。

この温泉は前沢町の市街地の南,国道4号線や平泉前沢インターの近くということで便利な位置にあります。平泉や猊鼻渓あたりに行った帰りにちょっと一風呂浴びたいといった場合には,入ったらすぐ高速で帰宅できるということで,お勧めの温泉です。

最後に,平泉が世界遺産登録から当面漏れてしまうのは残念です。(まあ,戦略の問題とか,いろいろ改善点はあるかもしれませんが。)でも,今回,平泉やえさし藤原の郷を回ったのですが,どこに行っても食堂やおみやげ物屋の従業員の人たちがとても暖かい応対を自然にしているのが印象的でした。出張で行った盛岡でも思ったのですが,訓練された接遇とはまた違う優しさは,お客さんに「また行ってみたい。」と思わせる大きな要素なので,必ず世界遺産登録に負けない大きな財産になると思います。これからも大事にしていってほしいと思いました。

料金:500円(2時間まで)

浴室の設備 浴槽:5m×3m程度(ジャグジー付き),他に電気風呂,水風呂,サウナあり。洗い場:20人が一度に使える。シャワー付き(新しいもの)。シャンプー・ボディソープ等:あり

あと,えさし藤原の郷には「伽羅御所」という施設があり,庭の池で鯉が沢山飼われていますが,この鯉は,平成5年のオープン時に放された7匹の鯉からスタートして繁殖したそうです。今ではものすごい数になっていて,鯉の繁殖力ってすさまじいと感じるのは間違いありません(笑)。(ほかにもいろいろ面白い話をしてくれた案内の菊地さん,ありがとうございました。)

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2008年7月 8日 (火)

(番外編)サミット会場のホテル

現在,洞爺湖サミットが行われていますが,会場の「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」(長い名前だな・・・。)は洞爺湖温泉にあるようで,超高級ホテルの温泉はどうなっているのか興味津々のところです(笑)。

そこで,うちにあるJTBの北海道フリープランパンフレットで調べてみました。結果はというと,「循環ろ過,加温,加水」だそうで,ちょっと残念。超高級ホテルですが,温泉のレベルも超高級とは行かないようです。

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2008年6月29日 (日)

やくらい薬師の湯

この温泉は宮城県加美町,薬莱山のふもとにあります。周りが平原になっていて,とても開放的です。

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(周りはこんな感じです。)

まず,温泉自体ですが,短所から書きます。典型的な循環風呂です。室内の大浴場も露天風呂もお湯が勢い良く浴槽に注ぎ込んでいるのですが,まったくオーバーフローしていないのですぐわかります。あと,打たせ湯とジャグジーがあるのですが,こちらは温泉ではないとのことです。料金が800円というのも結構高価です。

あと,私が住む仙台南部だと市内を抜けるのが結構面倒です。感覚的には市内を突っ切って富谷町に入るのよりは遠刈田温泉に行く方が楽な気がするくらいなので,薬師の湯がある加美町はかなり遠く感じます。

と書いてしまうと,あまり良くないような感じもしますが,私はここが結構好きで,時々行っています。ここの大浴場は5メートル四方ほどあり,ゆったりと入ることが出来ます。確かに循環風呂ではあるのですが,入ると体が軽くなるような気がして,とてもリラックスできます。結構温泉の効き目はあるのではないかと思います。泉質が合っているんだと思います。

あと,露天風呂も,お風呂の周りの樹木が綺麗な庭園風になっていて,とてもいい雰囲気です。私は露天風呂がそれほど好きではないのですが,ここのお風呂は清掃も行き届いていて,かなりお気に入りです。あと,露天風呂で面白いのが,ここの場合,竹の管からお湯がお風呂に打たせ湯風に注ぎ込まれているのですが,そことは別にちょろちょろと岩肌からお湯が出ているところがあって,ここは少し変色しています。多分,こちらが源泉なのだと思います。良く見ると,露天風呂のほうは,ちょうど岩肌から注いでいる分くらいの量のお湯がオーバーフローしています。そう見ると,露天風呂は実際はかけ流しに近い状態かもしれません。

なお,洗い場もここはちゃんとしていて,蛇口も最新式のものがしっかり付いています。あと,温泉ではないジャグジーも使ってみると体がほぐれるような感じがして,なかなか使えます。

なお,この温泉施設の近くに「やくらいガーデン」という庭園施設があって,ちょうどこの時期は色とりどりの薔薇が咲いていて,とても綺麗です。

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(開放的で,気持ちいい庭園です。)

入園料が500円かかるのですが,温泉の湯冷ましにはもってこいの施設です。もっとも,この施設に行くと薬師の湯が半額になるそうなので,やくらいガーデン→薬師の湯というパターンでもいいと思います。

というわけで,気持ちいい温泉と綺麗な風景を両方堪能できる場所です。ちなみに,結構雪景色も美しい場所で,雪を見ながら入浴というのもいいと思います。

料金:800円

浴室の設備 浴槽:5m×5m(大きな露天風呂あり。他にジャグジー,打たせ湯があるが温泉ではない)。洗い場:11人が一度に使える。シャワー付き(新しいもの)。シャンプー・ボディソープ等:あり

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2008年6月21日 (土)

笹谷温泉(一乃湯)

この温泉の存在自体は前から知っていました。山形道笹谷インターの近く,国道286号沿いにあり,意外に目に付く場所です。でも,温泉目的だとやはり遠刈田温泉とか小原温泉に足が向くことが多く,これまで入ったことはありませんでした。しかし,結構前の「日経トレンディ」に取り上げられて,その希少価値に驚かされたので,いつか行ってみたいと思っておりました。結構他県ナンバーの車も見られたのにはびっくりしました。

この温泉の特徴は,なんといっても珍しい「芒硝鉄泉」という泉質(温泉のHPによると全国唯一だそうです。)と,温泉の硬度です。硬度1439というのは,「やせるミネラルウォーター」として知られるコントレックスが硬度1550程度ですから,相当な硬水です。ちなみに行くときにエビアンを買って飲んだのですが,エビアンは硬度300程度で,それでも硬水ということなので,いかに笹谷温泉の硬度が高いかわかります。

この温泉の入浴料は大人1,000円と結構高いです。一応宿泊は出来るようです。温泉自体は残念ながら循環でしたが,源泉の温度が39度ということなので,仕方ないかと思います。

湯加減は熱すぎずちょうど良い感じでした。温泉の成分から,肌にぴりぴりするかと思っていましたが,意外に柔らかい感じのお湯で,気持ちよかったです。茶褐色のお湯が湯船に満たされていて,温泉気分を満喫させてくれます。露天風呂もあるようですが,今回は水が抜かれていました。また,洗い場の蛇口は一応ちゃんとしていましたが,お湯の出が悪いものが多かったのが気になります。(最近,そういう所にあたることが多いです。)

この温泉で気になった点は,表示等が不十分で説明不足な部分が散見されること,また,メンテナンス不足が目に付くことでした。露天風呂についても,使えないならそういう表示をして露天風呂に行かないようにすべきだし,飲泉が出来る場所もはっきり表示されていませんでした。また,蛇口のお湯が出ないのも,入浴料1,000円の施設としてはお粗末です。休憩所の冷水機からは常温の水が出てきました。

飲泉ですが,休憩所で飲めるようになっていた(はっきりは表示されていませんでしたが,ポリタンクに少し茶色がかった水が入れられていたので,多分温泉の水でしょう。)ので飲んでみました。なんとなく土が混じったような味がしてあまり美味しくありませんが,成分がとにかく濃いので仕方ないでしょう。帰ってきてから3時間くらい経っている状態でこのブログを書いていますが,今のところ体に目立った変化はありません。

結論ですが,細かいメンテ不足はありますが,入浴自体は結構気持ちよく入れるものでした。ただ,国内でも珍しい成分なので強気な価格設定なのでしょうが,入浴に1,000円はちょっと高いというのが正直なところです。どちらかというと飲泉向きの温泉なのかもしれません。温泉の水も販売されているようですし,継続的に試してみてもいいかも。ただ,容器持参でも10リットル2,000円はちょっと高いかも。でも,最初にも書きましたが,成分は希少価値が高いので,ちょっと試してみようかな?

浴室の設備 浴槽:3m×3m,1.5m×2m各1つ(露天風呂あり。ほかに直径3m程度の円形の浴槽もあったが,温泉ではなさそう)。洗い場:10人程度が一度に使える。シャワー付き(調子があまり良くない)。シャンプー・ボディソープ等:あり

(追記:自販機は街中と同じ値段でした。あと,「クリスタルガイザー」が自販機に入っていたのがなんとなく受けました。)

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2008年6月15日 (日)

小原温泉(ホテルいずみや)

白石は鎌先温泉を初めとして,結構温泉がありますが,私は白石川を見ながら入浴できる小原温泉に行くことが多いです。仙台からも高速を使えば40分程度で行くことができます。

今日行ったのは,旅館「ホテルいずみや」です。お昼過ぎに行ったのですが,浴衣を着た宿泊客とおぼしき人が何人か入浴していました。

ここの魅力はかけ流しのお湯と,白石川を見ながら入る露天風呂です。癖のないお湯が8メートル×3メートルほどの楕円形のちょっと深めの浴槽に注ぎ込まれています。小原温泉や鎌先温泉の大きい旅館では循環風呂のところが多いので,お湯の質では間違いなく一枚上だと思います。ただ,お湯が熱すぎる傾向があり,ぬるめのお湯が好きな私としては,ゆっくり入れないのが残念です。特に露天風呂は熱すぎます。せめて45度くらいになるように工夫を望みたいです。設備面では,一応洗い場にシャンプー等はそろっていますが,蛇口の調子が悪くなっているのも気になります。日帰り客はいいとして,宿泊客だったら設備は完璧に動作しないのは嫌だろうなと思います。

また,久しぶりに行ったのですが,露天風呂からほとんど川が見えなくなっていたのも残念でした。あと,ここのお湯は癖がなさ過ぎて,温泉に入ったという感じがあまりしないような気もします。なぜでしょうか?

というわけで,小原温泉でかけ流しのお湯に魅力を感じるなら,おすすめの旅館です。ただ,旅館全体が結構古びた感じがするのと,白石川の眺望が開けない点など,気になる部分も多いな,と思いました。

料金:500円

浴室の設備 浴槽:8m×3m(露天風呂あり)。洗い場:5人が一度に使える。シャワー付き(調子があまり良くない)。シャンプー・ボディソープ等:あり

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2008年5月 6日 (火)

ハトヤホテル(伊東温泉)

「伊東に行くならハ・ト・ヤ」というCMはある世代以上の人にはかなり有名なのがハトヤホテルです。超高級温泉旅館というイメージが先行していますが,その実態は意外に知られていません。ちょっと前に泊まった機会があり,その際の印象がかなり良かったので,このたび,夫婦で泊まってきました。予約は例によってインターネットです。「バイキング海側和室プラン」というもので,1泊2食付きで1人約14,000円でした。

ホテルのエントランスやロビー,通路などは赤いじゅうたんが敷き詰められており,いかにも昭和の温泉旅館の雰囲気をかもし出しています。今時こういう旅館も珍しいです。翌日に泊まったホテル日航東京の洗練とは対極にありますが,なんとなく懐かしい感じなのです。私たちが泊まったのは「シアター棟」という建物でしたが,ロビーのある本館との連絡通路も,妙にレトロな感じなのです。パリのシャルル・ドゴール空港の通路みたいというのは妻の受けた印象です。確かに作った時期は意外に近いかもしれません。私はなんとなく「食道」みたいと思いました。

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写真右がシアター棟,左がシャルル・ドゴール空港を思わせる(?)連絡通路の内側です。

私たちが泊まったのは1302号室,最上階です。ただ,実際は9階くらいに当たる高さだと思います。階数のつけ方もよくわかりません。ホテルが高台にあるので,とりあえず,窓の外からは伊東市街と相模湾が一望でき,かなりいい眺めでした。この眺望は,秋保や鳴子では味わえないものです。このブログ立ち上げの大きな目的が「夜景の綺麗なホテル」の体験記を記載することなので,ここでも夜景について一応触れますと,翌日のホテル日航東京などと比較すると,どうしても見劣りしてしまうのはやむを得ないところですが,これは比較する方が悪いかも。伊東の夜景が一望でき,まずは満足できるものでした。

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これが伊東の夜景です。

客室はごく一般的な温泉旅館の設備です。内装が少し古いのは否めませんが,よく手入れされていて,傷んだ印象は受けません。トイレもウォッシュレットが付いていて,快適に過ごせる条件は整っていると思います。ただ,ちょっと壁が薄いのか,隣の部屋の声が聞こえてくることが結構ありました。

温泉についてですが,かなり大きな旅館なので,循環風呂なのかと思いきや,意外にも(加水はしているようですが)かけ流し式です。男女いずれの大浴場も3つほど大きな浴槽があり,ゆったりと入ることが出来ます。お湯はくせのない柔らかいお湯ですので,体にも負担があまりない,疲れを取るにはもってこいの泉質です。なぜか旅行会社のパンフレットなどでは積極的に浴場について宣伝していませんが,かなりレベルの高い浴場だと思います。また,このホテルでは露天風呂がないのが特徴です。積極的に宣伝していないのはその点もあるのかとは思いますが,私自身は露天風呂は外からごみが入ったりしやすいのであまり好きではないため,別に気になりませんでした。その代わりというのでもありませんが,このホテルでは各客室に温泉が給湯されているので,部屋の浴室で温泉を味わうことも出来ました。湯気で曇ったガラス越しに伊東の夜景を見ながら気軽に貸切風呂(もちろんかけ流し)を楽しめるのもなかなか贅沢だと思います。

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客室の浴槽です。石で作られていて,ちょっと高級感があります,ここに温泉が給湯されます。

夕食,朝食はバイキングです。それ自体は珍しくないのですが,このホテルの場合,昔の宴会中心の温泉旅館としての設備の名残で,食事スペースに余裕のあるせいか,部屋ごとにテーブルが決められていて,その部屋の人たちが食事を終えるとその日はもうそのテーブルを使わないという,かなり割り切った使い方をしています。料理自体はバイキングにありがちな,鮮度に問題がある料理が出てくるとかいったことはまったくなく,バリエーションも豊富でとても美味しかったです。特に,妻はさざえのつぼ焼きがお気に入りでした。また,食事場で接客にあたる従業員の方がとても穏やかな応対をするのも好印象です,フロントでも感じたのですが,このホテルの従業員はベテランの方が多く,社員教育の賜物というよりは,これまでの深い経験に裏打ちされた暖かさを感じます。

結論としては,とてもコストパフォーマンスが高い旅館です。旅行の形態が昔と変わり,以前のような団体旅行向けの温泉旅館の経営は厳しいと思いますが,このホテルは,かつての設備を最大限活用して,設備投資を抑えています。その結果,昭和時代のレトロな内装がかえって魅力的なのが不思議です。

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(かわいい消防車「ハトヤ消防隊」も健在です。)

一方で,バイキングの中では質の高い料理,かけ流しのレベルの高い温泉と浴室給湯,よく手入れされたそれなりに快適な客室,ベテラン従業員による丁寧な応対と現代の旅館に要求されるサービスもしっかりと満たしています。正直,建物はかなり古いので,いつまで営業できるのか心配なのですが,特に家族連れでやりくりが厳しい場合などはぜひ宿泊候補に入れてほしいと思います。値段以上の満足感は得られますよ!

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